ここでは、マクセルのUD系列を見てみましょう。

UDといっても、日産ディーゼルのコンドルとかビッグサムのことではありません。「ウルトラ・ダイナミック」の略だとか。
UD系列は音楽用として開発されたテープです。
比較的安定した性能の物が多く、ハーフは頑丈な部類にはいるはずです。


[UD]

初代。
現在は第1線を退いて保存用です。
英語のリスニングが収録されていました。
音割れは少なく、わりと優秀だと思いました。
ただ、若干のパルスノイズが気になります。



2代目。
現在、ハーフのみ現存している。
.....、というのも、乱暴な扱いでハーフが割れてしまったUDIのテープを状態不良の著しかったこのハーフに移植してあるのだ。
いわゆるヤラセ。
よって、C90と書いてあるにもかかわらず46分だ。
勿論、音質などは不明。


[UD XLI]

銘柄が分数みたいに書いてあるのでよく分からない(ry
1987〜82年頃のUD世代に製造されたハイグレードテープだろう。
TYPE-Iのノーマルポジ。
劣化していてよく分からないが、音質はUDより良くてUDIより若干レトロな感じだ。
もっとも、録音されているのは幼少期の管理人の声だったり、保育園時分に遊んだ昔話のレコード(しかもオリジナル解説付き?)だったりと、聞きたくない内容なので吟味してはいないのだが...。



こちらは新しい第4世代と思われる(てか、そうだろ)テープ。
昔のリスニングテープらしい。
UDIのハイグレード版みたいな位置づけだったのだろうか?


[UD XLU]

↑の製品のハイポジ版らしい。
祖母の家で発見。
テープの状態が酷すぎて性能面は不明。


[UDI]

UDの改良型。
まるで関東系デコトラの荷台をを彷彿させるような銀色のラベルです。
同期のSONY-AHFがレトロトラックみたいなデザインである事から考えると、斬新な外観だった事でしょう。
また、AHFがレトロテープの部類らしいのに対してUDIは見劣りがしない。
非常に優秀だと思います。

性能的には、UDの音をクリアにしたような感じで、音域特性なんかはよく似ているようです。
特徴が無くてつまらない物の、最も無難でオールマイティーといえます。

ただ、個体が外れだったのか状態不良だったのかは分かりませんが、ヘッドを押さえるスポンジがきつくて、電圧の下がったウォークマンなどでは走行が不安定になり安いやつがあります。
あと、テープデッキとの相性によってはホワイトノイズが入りやすいらしいです。




↑のリニューアル版で第4世代。
窓が大きくなりました。


[UDII]

TYPE2、ハイポジ版。
突然ハイポジが派生で出てくるというのも興味深いですね。
さらに、ゴールドのラベル!高級感出てますね。
現在、片面のみ"はやてのごとく"が収録されています。
昔のハイポジは何故かNomalで再生すると音がこもります。



こちらは新しいUDIIです。
廃品回収会で拾ったものです。
バブルたけなわの頃のような雰囲気が良く出ています。




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