ナル×オド

□水着
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「えっプールですか!?」

「うん、最近暑いからね。明日みんなで行かない?」

「行きます!行きます!」

「じゃあ明日の九時に集合だよ
水着忘れないでね。」

「ハイ!大丈夫です!」










『水着』









家に帰ってさっそく明日の準備に取りかかった。


(え〜水着水着…と
あった!)




大学時代に着て以来、タンスの奥で眠っていたトランクスタイプの水着を取り出した。

色はもちろん赤だ。



(なんか派手だけど赤を着てると落ち着くんだよなぁ
ひょっとして似合うのかな?)



そして大事な物を忘れていた。

「いけない!コレがないと泳げないんだ!!」












コンコン



突然誰かがドアがノックした気がした。


(いくらなんでもこんな時間に…気のせいか)


ドンドン!




「うわっ誰か来てる…」








ドアスコープを覗いたが、誰もいないようだった。




(なんだよぉ人騒がせな)




ドンドン!

「夜分に申し訳ございません警察の者です。
先程、付近で事件があったので聞き込みをしております。」


「ハイ!今開けます!!」





ガチャッ



「すみません、オレさっき帰って来たばかりで何も見て……」






「やぁオドロキくん!明日の準備は整ったかい?」

「うぎゃっ!?」

(成歩堂さん…開けるんじゃなかった…)






「ねぇねぇどう?警察のマネ上手かった?」

「紛らわしい事はやめて下さい!!」


「お邪魔しま〜す」

「あっ!勝手に上がらないで下さい!」




全く人の話を聞かないで あくびしながら居間へ行ってしまった。


(何なんだよもぉ!)






慌て追いかけたが、成歩堂さんは
すでにテーブルのところで寝転がってテレビを見ていた。

(こりゃ一時間は帰らないな…)







しょうがない…
と、諦める事にした。
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