ノーマル小説

□シャボン玉
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最初は傍に居れるだけで嬉しかった。


特に一目惚れって訳ではないけれどアスラン・ザラと言う名に惹かれただけ


それが…


傍にいるウチに彼の素敵な所が沢山見えて


他の人と一緒に居る姿を見ると自然ともやもやした感情が私の中に渦巻いているのがわかった時、私は彼に恋してるんだな。って初めて気づいた


それが多分報われない恋だとしても、何もしないでいるよりは少しでも彼の心を私に向けさせたかった

だから今日、あの人に告げてみようと思う


私の気持ちを





<…シャボン玉…>









「ザラ隊長〜っ」

壁に凭れ掛かるサングラスをした青い髪の人物を見つけると、人をかき分けて少し小走りで大好きな彼の元へと近づく。


すると私の呼びかけに反応して慌ててあたりを見渡し、その直後に溜息をつく姿が確認出来た。


そしてゆっくりとサングラスを外す所作にドキっとしてしまう私がいる訳だけれど。彼の綺麗で透き通るような目が見えればじっと覗き込まれ。



「ルナマリア…。キミは何度言ったら分かるんだ」


「ごめんなさい。アスランさん?」



そう。外では隊長と呼ぶのは禁止。目立ってしまうからだ、と隊長は仰るけれど。
なんだか名前で呼ぶのってどうしても照れくさくなちゃって。


でも此処はニッコリと笑顔で照れてる素振りは見せないようなんでも無い風に言ってみせる。そう…彼の名は心の中で何度も唱えてたし、独りの時に何度も呟いた事もあったから自然と名前を言葉に乗せることは簡単


ただ、本人を目の前にして…を覗けば。
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