NOVEL

□同じ髪の色の下で
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燦々と日照る太陽の光が優しく俺たちを包み込む



原っぱの雑草たちも
風に揺られ嬉しそうに歌を歌う



それはとても心地よく




睡魔を誘い込むものだった






背中を軽く丸めてとても気持ちよさそうに俺の隣で眠りについているアスランさんの前髪に触れ遊ばせてみる






ぴくっと彼の指先が動いた






…カワイイ







自然と指が彼の頬に伸びていき
滑るようになぞると僅かに反応を示しそっと瞳が現れ俺の手を攫っていった



「…くすぐったい…」



低音の声の調子に愛おしさを感じ相好を崩し双眸を細める


「可愛い寝顔でしたね。眼福…だな」

「………」






照れているのか、呆れているのか






俺の言葉に何も言わず俺に背を向けるように寝返ってしまったけど








そんなアスランさんも








好きですよ









どこまでも青いソラは
小さな寝息をたてて寝るこの人の心のように






澄んでいた
 

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