小説

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その重さを


誰よりも理解できる存在であるために



全てを抱え込めるように











本当は全部事である











『自分達は 何一つ残せやしないから』


最後に顔を見ることも、声を聞かせてやることも、

何も 出来ない。


伝える術を 持たないんだ。


だから、だろうか。

木の葉には一年に一度だけ 火影の元に大量の封筒が寄せられる。


その表紙にはどれも決まって同じ文字。








「遺書、なんて」


ホントは善いモノじゃないんだろうけど。
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