〜sechs〜
□キラ先生の心理テスト♪
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「アスラン、心理テストをしよう」
そんな突然の提案を笑顔で口に出すキラに、アスランは呆れた。
「興味ない」
「アスランに興味がなくても、僕があるんだからやろうよ」
「………」
アスランが黙っているにもかかわらず、キラは至極マイペースだ。
「じゃあ、行くよ」
[質問]
『 貴方は森の中を歩いていました。
すると、森の奥からある動物が現れました。
さあ、何の動物でしょう?』
「そう………だな…」
興味がないと一蹴した割に考え込むアスラン。眉間に皺が寄っている。
「…こういうのは直感で答えるものでしょ?」
「じゃあ、ウサギ。森といえばウサギだ」
「アスラン…質問では、“動物”としか限定してないから、森にコウモリがいようとカメがいようとカピパラがいようと構わないんだよ」
キラは苦笑してみせたが
「ま、いいや」
と、笑顔で流した。
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