小説

□覇龍アカムトルム
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ここはポッケ村
周りは雪山に全て囲まれた孤高の村である

そこには富 名声 または
己の限界をたしかめるために怪物と戦うハンターが
集う場所でもある

これからのお話は
昔むかしのある一振りの大剣と厄災の話である


村長〜!轟竜をついに倒すこせたぜーー

そう言う少年の右手には
なにかの袋が握られていた
私は何事かと思って腰の痛みを堪えてその少年の方を向いた

ついに倒せたんだよ!
轟竜ティガレックスを!

私はそんなはずはないと思った。なにしろ轟竜とは飛竜種でありながら古竜に匹敵する攻撃力とその発達した足腰での移動の速さ

並のハンターじゃ
複雑骨折して村に帰ってくるのが関の山である。
しかし、この少年は頬にかすり傷をおうくらいで済んでいた。

うむ、そちをこの村に呼んで本当によかった。
あの轟竜をかすり傷だけで倒してくるとは

えへへ・・
少年はうれしそうに照笑いしている

ん なんじゃそれは?
私は少年の手に握られている袋に目を移した。

ああ これ?
轟竜から剥ぎ取ったものだよ。素材として使えるかなと思って。

それはティガレックスの鳴き袋と呼ばれるモンスターの咆哮に関する器官であった。しかもそれは普通のサイズよりかなり大きく、大鳴き袋と呼べるものだ

もしや。。。
私は農場の洞窟を思いだした。そこは厚い氷がはられ爆弾を使えば破れそうだが寒さのため火がつかない。
この氷の奥にはなにか重要なものがあるらしい

この鳴き袋に空気をいれ
一気に放出し轟竜の咆哮を再現できればあるいは。。
すまぬ その袋わしにくれぬか?
私は少年にいった

えーやだよー
せっかくとったのに〜

私は少年にしかたなくさっきの案を話した

うぉー みたい みたい!
最強の坊具とかあるのかな

やれやれ
私と少年は農場に向かった
リフトに乗りながら

ひとつ昔話をしてやろう
オババの先祖の話しじゃ

わたしはふいに語り初めた
オババの先祖に龍人族と人のハーフがいてのそやつはドドブランゴ並の腕力を持ち大剣を片手で振り回せることができたそうな。

ドドブランゴ並って。。
少年はそれに殴られたことがあるらしく 顔が青くなっていた。

ほほ 結構結構
では続きといこうかの

その男が厄災を振り払ったという話しじゃよ

そう 厄災アカムトルムを
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