疾風と繰り返される旋律(小説)

□〜12月12日〜 究極の鬼ごっこ
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ルールによると開始時間は1時半からだ

そして今の時間は12時45分

まゆき「まあ挑戦を受けるにしてもどうするの?」

ハヤテ「どうするのとは?」

ダイゴ「作戦とか・・・ですか?」

まゆき「まあね」

なるほど・・・そりゃそうだろう

渉「そりゃ正面突破っすよ!」

杏「まったく・・・そんなんじゃ杉並をどうにかするなんて出来ないわ」

音姫「確かに・・・私たち生徒会を一人で欺くほどだもんね・・・」

なるほど・・・音姫さんやまゆき先輩よりも一枚上手とは相当の実力だ・・・

ヒナギク「まあ作戦ならいくつか考えてあるわ」

全員の視線がヒナギクに集まる

音姫「この短時間で・・・?」

ヒナギク「ええ、まあ・・・
まあ作戦っていうのは大きく二つ
一つ目は小数の・・・できれば3、4人一組くらいにわかれてそれぞれの場所にむかい缶を蹴る
もう一つは撹乱と攻撃の二組にわかれて一つずつ確実に潰す、というのです・・・
そしてターゲットの缶は4つで私達は11人
一つ目の作戦で行くなら3組作れるから4人の組が2個蹴るっていうふうにすればいいと思うけど・・・」

義之「二つ目の作戦はどうなんだ?」

杏「多分無理ね・・・全員で町を移動してたら缶にたどり着く前に全員見つかってしまう・・・または時間切れね・・・」

ダイゴ「なら両方使うってのはどうだ?」

小恋「え?両方?」

茜「どういうこと?」

む、たしかにわかりずらいかな・・・

義之「なるほど・・・そうだな・・・」

お♪義之がわかったみたい♪

渉「ん?どういうことだよ?」

義之「最初は別れて缶を狙いに行く
開始したばかりなら多分いや確実に鬼はそれぞれの場所に均等に別れて守るはずだ
そこをまず3チームでそれぞれ一カ所ずつねらう
そしたら最後の一カ所を全員でたたく
確実に鬼は最後の一カ所に集まるはずだから3、4人じゃ大変だからな」

・・・まさかここまでとは

義之「どうだ?ダイゴ、ヒナギク?」

ヒナギク「え?ええ・・・」

ダイゴ「まあそこまでは考えてなかったが・・・」

由夢「流石兄さんですね」

由夢ちゃんが感情を込めずに言う

まゆき「じゃあ作戦はそれで行くとしてチームはどうする?」

ハヤテ「そうですね・・・」

こうしてチーム決めが始まった
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