疾風と繰り返される旋律(小説)

□〜12月12日〜 朝のひととき
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さくらさんが仕事に行った後、しばらくのんびりした後でまゆき先輩を起こすために客間へと行った

ダイゴ「まゆき先輩起きて下さい!」

まゆき「・・・・」

俺は部屋に入る前に声をかけてみた

ダイゴ「入りますよ・・・」

まゆき「・・・」

しかし返事が無い・・・

ダイゴ「まゆき先輩?」

俺は扉を開けながら声をかけた

どうやらまだ寝ているようだ

ダイゴ「まゆき先輩・・・そろそろ時間ですよ・・・」

俺は近づきながら声をかけてみた

まゆき「ん・・・」

まゆき先輩は無言で寝返りをうった

ダイゴ「!?」
『うっ!?まゆき先輩の寝顔・・・予想以上に可愛い・・・』

まゆき「何か考えてるな♪」

ダイゴ「!?」

俺はその声で現実に戻された

まゆき「あ、もしかして良からぬことでも考えてたな♪」

ダイゴ「そ、そんなこと考えてませんよ!」

まゆき「じゃあ何でそんなに驚いてたのかにゃ〜?」

ダイゴ「別に驚いてなんて、うわ!」

俺が言い訳をする前に腕を掴まれて布団に引きずり込まれてしまった

ダイゴ「うわ!何するんですか!?」

まゆき「白状するまでくすぐりの刑に処す♪こちょこちょこちょ♪」

ダイゴ「ちょ!?駄目ですって!くすぐりは!」

まゆき「白状する?」

ダイゴ「します!しますから!」

そういうとまゆき先輩はくすぐりを止めた・・・

ダイゴ「ただ・・・まゆき先輩のこと起こしに来ただけで・・・」

まゆき「ふ〜ん・・・まだ足りないかな・・・」

そういってまゆき先輩は怪しい笑みを浮かべた

ダイゴ「!?」

まゆき「何考えてたのかにゃ♪」

駄目だ・・・言うしか無い・・・

ダイゴ「それは、まゆき先輩の寝顔・・・可愛いかったから・・・」

まゆき「・・・そっか
えっと・・・ゴメンネ♪」

ダイゴ「別に・・・大丈夫です・・・それより・・・早くどいて下さい」

俺の体はまゆき先輩に押さえられていて動くことが出来ない

まゆき「うあっと!ごめんごめん!」

そう言ってまゆき先輩は立ち上がった

まゆき「じゃあ、朝食楽しみにしてるから♪」

そしてまゆき先輩は居間へと向かった
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