疾風と繰り返される旋律(小説)
□〜12月15日〜
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今は放課後・・・
既にクラスのみんなには昨日決まった事を報告し、クラスではハヤテと杉並指導のもと執事実習なるものを実施中だ
今は俺とヒナギクと義之で生徒会室に来ている
音姫「それじゃあ今から三人には校内の見回りをしてもらいます」
まゆき「いくら杉並が教室にいると言っても非公式新聞部の連中が何を企んでるかわからないからね」
音姫「そこで三人には非公式新聞部の部室を押さえてもらいます」
ヒナギク「部室?それはどこにあるんですか?」
二人はその質問に答えることは無かった
ヒナギク「あ、あれ?」
ダイゴ「それが分かればもう二人や他の生徒会の人がやってるだろ・・・」
ヒナギク「なるほど・・・
ならさっさと始めましょう!」
ヒナギクはそう言うと生徒会室の出口へと向かい廊下に出ていった
義之「・・・」
ダイゴ「あそこまで行動的だったかな・・・?」
俺はヒナギクが出ていった扉を見ながら言った
まゆき「まあいいや
とにかくダイゴはこの前ハヤテと見つけた非常階段を調べてみて」
ダイゴ「了解です」
俺はまゆき先輩からの指令を快く受けた
音姫「なら私達は一緒に見回りしようね♪弟君♪」
音姫さんはそう言うと義之の腕に抱き着いた
義之「ちょっと音姉!」
まゆき「まったく音姫・・・こんなときまで弟君独占しないの・・・」
まゆき先輩は半ばあきれぎみに言った
まゆき「まあいいけどサ・・・」
ああ、いいんだ・・・
とはいえ、俺は与えられた任務を遂行しなくては
俺は出口に向かって歩きだした
まゆき「あ、ちょっと待って!」
俺はまゆき先輩に呼び止められた
ダイゴ「なんですか?」
まゆき「はいこれ♪トランシーバー♪これがあればダイゴが寂しくなったときいつでも私に連絡とれるニャ〜♪」
ダイゴ「な、何言ってるんですか!?」
俺はまゆき先輩からトランシーバーを受け取り言った
義之「トランシーバーは受け取るのな・・・」
ダイゴ「うっさい!」
俺は今度こそ生徒会室を出て非常階段を目指した