疾風と繰り返される旋律(小説)

□〜12月12日〜 究極の鬼ごっこ
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俺達は商店街をだいたい回り終わり、喫茶店で休憩してるところだ

渉「それにしてもなんだか変なゼッケン付けてる奴らが多くないか?」

茜「ホントだ♪なんかのお祭りかな?」

杏「それならなにかの奉仕活動と考えるのが普通じゃないかしら・・・」

音姫「そんなのあるなんてきいてた?まゆき?」

まゆき「いや?全然」

あれ?何だか様子がおかしいぞ?

そのとき
着信『♪♪〜♪♪〜〜♪♪♪〜〜〜』

その場にいた全員の携帯が鳴った

ダイゴ「うわっ!びっくりした!」

ヒナギク「えぇ!?」

ハヤテ「なんでしょう・・・」

義之「・・・これは」

杏「杉・・・並?」

そう、それはここには家の事情で来れないと言っていた杉並からのメールだった

メール『今日は行けなくてすまない
だから俺からのささやかな歓迎会を開いてやろうと思う・・・
すでに知っていると思うが町にはゼッケンを付けた人間がたくさんいると思う・・・
それが鬼だ・・・
そしてゼッケンを付けてない人間・・・まあそれは君達しかいないが・・・それが逃走者だ・・・
君達は鬼から逃げながら指定された場所に行き缶を蹴ることが出来れば君達の勝ち・・・
もし君達が負けたら・・・
恥ずかしい話しを学校じゅうに暴露しよう・・・
参加不参加は自由
ただし一人でも不参加の場合恥ずかしい話しを学校じゅうに・・・
ついでに情報提供者はI・Sさん、R・Aさん、M・Hさんからだ!好ご期待!
参加するかは1時までに決めてそこの店員に言ってくれ
By杉並』

ダイゴ「なんだこれ・・・」

ハヤテ「悪戯・・・ですか?」

義之「残念ながら本気だろ・・・」

義之がそう言ってハヤテの言葉を否定した

ヒナギク「それにこの三人・・・わたしの考える人物と同じなら多分本当に知ってると思う・・・」

渉「なら・・・」

義之「やるしかないか・・・」

まゆき「まあ、のぞむところね・・・」

ダイゴ「はあ・・・何でこんな目に・・・」

ハヤテ「まったくです・・・」

茜「まあまあ♪いいじゃないの♪楽しそうだし♪」

杏「そうね・・・退屈はしなさそうね・・・」

小恋「まあ疲れちゃいそうだけど・・・」

由夢「まあ兄さん達が助けてくれますよね♪」

義之「何で俺が!?」

由夢「や、私最年少ですから」

なるほど・・・たしかに・・・

音姫「じゃあどうすれば良いのかな?」

そう思っている時だった

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

渉「え?いや、おれたちは・・・」

なるほどそういうことか・・・

ダイゴ「はい!もちろん全員参加します!」

店員「はい、かしこまりました」

そう言って店員はどこからか人数分の紙を出した

そこには地図とルールが書いてある

店員「それでは御武運を祈ります・・・」
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