疾風と繰り返される旋律(小説)
□〜12月12日〜 夜桜散歩
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今の時間は深夜1時30分・・・
本来ならば今日のためにも寝ておかなければならないであろう時間だ
しかし、俺は家族がいなくなった日から眠ることが出来なくなっていた
眠るのは月に一度くらい・・・
1時間程度・・・
だから夜はこうして外に出ることが多い
いつもは一人なのだが
ダイゴ「付き合わせてすまないな・・・ヒナギク・・・」
今日は隣にヒナギクがいる
ヒナギク「別に・・・私は勝手に着いてきてるだけだし・・・
それに気になるもの・・・
枯れない桜ってやつ」
そうだ、今俺達は桜の木を目指している