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↓拍手夢(ゾロ)



デートという名の迷子のお守。
お守という名の久々のデート。

いつもぶっきらぼうなゾロだけど、島にいる時だけは
こうして手を繋いでくれる。

「お前ぇが迷子にならねぇように」

どっちが迷子よって笑っちゃったんだけど
これは彼なりの愛し方なんだと理解した日から
もっとずっと彼を好きになってしまった。
まるで愛の鎖のようだ。

「あ、ゾロ、お団子食べたい。」

お金を出す時も、ものを受け取る時も
ゾロは手を放さないから、もう片手でこなすことに慣れてしまった。

「食べる?」
「ん」

口を開けて、今か今かとお団子を待つ姿はまるで雛鳥。

込み上げる愛しさと笑いを堪えて、彼の口に運んだ。

「美味しいよね」
「ん」

口の端についたタレが目に入ったけど、背伸びしたってキスできる訳もなく

「口、付いてるよ」

少し残念に思いながら指を差して教えると
眉間に皺を寄せたゾロが、建物の陰で足を止めて腰を折った。

「え…?」

思わず赤面して問いかけると、真っすぐあたしを見るゾロが言う。

「してぇ顔してる」
「嘘…!?」

どこまで顔に出てしまうんだろ、あたし。

恥ずかしくて口のへの字にして、顔を背けるとゾロが…
大きな手であたしの両頬を潰してアヒル口にしてきた。

ちゅっと軽い音を立て、すぐ離れる。

「舐めれないよ…」

拗ねるように呟いてから、あたしは少し背伸びして
噛みつくようにキスをした。

ゾロの口の端が甘じょっぱい。

思う存分にその味を堪能して口を離すと、ぺろりと舌で舐めるゾロの意地悪な顔。

これじゃあどっちが舐めたのか分からないじゃないか。
あたしはつまらなそうに歩き出す。

「…なぁ、宿取るか?」
「ダメ、ナミに怒られちゃうよ。」

「船でよがった声聞こえる方が怒られると思うぞ」
「なっ…!もぅ!」

相変わらず意地悪そうに笑うゾロにボディブローをかまして、宿取ろうかなぁと
内心楽しみにデートを楽しんだのであった。



今夜はお楽しみが待っている
(かもしれない)。




end


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