〜dream〜
□Messiah
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プルト島に到着。
上陸すれば、あたしの上司が立って寝ていた…。
そして、やっとの事でそれを起こして今に至る。
「付いて来なさいや。いいところへ案内してやるから。」
「いいところって、どこですか?」
「それはお楽しみよ。まぁ、俺から色々と話す事もあるし、そこに着いてから全部話すから。」
「はぁ…。」
あたしに何にも教えてくれないで青キジはどんどん進んでいく。
しばらく歩いたかと思うと、視界が一気に開けた。
「…海…。」
一瞬目を閉じたほどきらめく海があたしの目に飛び込んだ…。
噂には聞いていたが、これほどまで美しいとは…。
「…ま、立ち話もイヤだし、座わりましょ。」
青キジは動けないあたしの横をスッと通り過ぎてドカッと砂浜に座った。
あたしが大将を見下ろすのは失礼だと思ったから、あたしも青キジのそばに座った。
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