お話

□傷つけるべからず
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戦うのはまだ嫌いだ。
人が傷つくのも
人を傷つけるのも

嫌い

でも、大切なものは傷ついて欲しくないから。

精一杯、頑張るしかないよね



〜傷つけるべからず〜




煙臭い。

硝煙の匂いがする。


遠くで何かすっごい音がする。


「好きにやって良いって言ったけど…」


やりすぎてなければいいが。








事の起こりは、もともと敵対していたファミリー、ディグマファミリーがボンゴレの下っ端とは言え部下を一人殺したことから始まる。
ディグマファミリーは麻薬の密売や人身販売等様々なことに手を出してきた。
それを良しとしないボンゴレだが、しばらくの間目を瞑っていたのだ。
その間に勢力を伸ばしてきたディグマファミリーはボンゴレのシマまで悪の手を伸ばした。
そうなると話は別だ。
自分たちの領域で野放しにできるほど、ボンゴレは甘くない。
諜報員を派遣し情報を得ていたが、その際に一人、命を落としたものがいた。
位は分からないがボンゴレの一人を殺った。
それが、ディグマファミリーを躍起にさせた。
何て浅はかな考えだろう。
それでも、そのことが発端でディグマファミリーはボンゴレに喧嘩を売ってきた。




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