企画
□sky
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365日。
気がつけば当たり前になっていた。
〜sky〜
「お前が駄眼鏡だからいけねーんだよ」
「はぁ!?眼鏡バカにすんじゃねーよ!天パ」
「うっせェ!お前こそ天パバカにすんじゃねェよ!!」
日々変わらぬ言い争いを繰り返すのは、万事屋の主である坂田銀時とその助手である志村新八だ。
二人が言い争いをするのはほぼ日常と化しており、内容も言い合う理由もあまり変わりがない。
銀時のだらしなさに新八が小言を言うことが多い。そのたびに銀時が揚げ足をとったり逆ギレしたりとするものだから、新八も更に小言が多くなってしまうというものだ。
「もう!銀さんなんて知りません!」
「あー。そうかい!俺だってお前のことなんて知らねーよ。つーか、面倒とかみてくれなんて頼んでないしィ?お節介もいい加減にしろよな」
「!?…分かりました。本当に知りませんからね!」
銀時のセリフに一瞬息を飲んだ新八は、そう言い捨てると万事屋を飛び出していった。
まさか出て行かれると思わなかった銀時は慌てて後を追うとするが、行ったところで何を言えばいいんだと思いとどまってしまった。
それにだ、最初に文句を言ってきたのは新八だ。俺は何にも悪くない。と、銀時は追いかけるのを止め、ソファに寝転んだ。
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