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□教えて!赤木博士!
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※身近な大人へ恋愛相談




渚「シンジ君を見てるとどうしようもなくドキドキするんだ」
リツコ「そう」

渚「シンジ君の事、考えるだけでコアが押し潰されそうになる」
リツコ「息切れは?」

渚「時々どうしようもなく」
リツコ「動悸・息切れね…。救心出しとくわ」

渚「ねぇ、違くない?明らかに違くない?青春真っ盛りの中学生が特定の子を見てドキドキしてるっつってんのに救心とか違くない?普通に恋愛相談でしょコレ?!大人なんだから何気なく乗ってよ!」
リツコ「お黙りなさい。使徒のくせにこの私に口答えなんて認めなくてよ」

渚「え…何かやたら差別的なんですけど…」
リツコ「何が青春真っ盛りなものですか。要は発情でしょ?発情期でしょ?」

渚「ハツジョウキ?」
リツコ「穴なら何にでも突っ込みたくなる時期の事よ。アナタ、シンジ君の穴を想像してごらんなさい」

渚「…シンジ君の…穴…?ああ…確かにシンジ君の穴の事を考えるといつも以上に凄くドキドキする…。変な感じ…」
リツコ「汚らわしい、まるで野獣だわ。」

渚「でも多分違うよ赤木博士。僕は誰の穴にでもドキドキするわけじゃない。シンジ君の穴にだけドキドキするんだ。だからはつじょうきじゃないよ」
リツコ「お黙りなさいこの発情使徒が!」

渚「よくわからないけど今動物的な扱いを受けた気がするんだけど。」
リツコ「あなたシンジ君を自分のものにしたいんでしょう」

渚「したいよ」
リツコ「シンジ君が他の誰かと話をしてると嫌な気分になるんじゃない?」

渚「え…赤木博士ってエスパー?」
リツコ「フッ。発情使徒の考えてる事なんて、私にかかれば手に取るように分かるわ」

渚「だから何でそんな差別的なの」
リツコ「自分のものにしたいなら押して押して押しまくらなきゃダメよ」

渚「やってるよ。やってるけどダメだから相談してるんじゃないか。」
リツコ「もっと強引によ!ねじ込んでおしまい!!」

渚「ちょ…、中学生相手に何言っちゃってるの赤木博士…。それにそんな事したらシンジ君に嫌われちゃうよ」
リツコ「好きにしたら良いじゃない!あの時みたいに!!」

渚「あの時!?」
リツコ「隣で寝てるシンジ君が過呼吸になった時がチャンスよ」

渚「待って、何でそれ知ってんの」
リツコ「言ったでしょう、いやらしい発情使徒の考えてる事なんて私にかかれば手に取るように分かるの。それに、男なんてみんなそう…」

渚「………赤木博士、最初から思ってたけど今日…何か変だよ?」
リツコ「男なんて、男なんて結局体だけなのよ…。」

渚「聞いてる?」
リツコ「恋なんて結局は発情なのよ。穴にねじ込む事ができればそれで満足なんだわ」

渚「ねー…赤木博士さぁ、もしかして碇司令と何かあった?」
リツコ「………碇のバカヤローッ!!」

渚「…少しくらいなら話、聞くよ」




僕は今日、恋愛ってのは駆け引きなんかを知り尽くした大人ですらなかなか上手くいかないんだと知った。

頭が良くても上手くいかないものは上手くいかないらしい。

シンジ君はどうやったら僕を好きになるんだろう。

(その日の渚の日記より一部抜粋)




gdgdでオワル。

+++

(*^p^*)渚君はささくれた大人にも優しい使徒でした。

リツコしゃんは一体パパと何があったんだろうね。

渚君はきっと日記なんて付けないけど、シンジ君を好きな想いを吐き出す手段としては使いそう。

10.02.08
 

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