Short

□眠れない夜は
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※シンジ君が羞恥に泣き出す数時間前の話




シンジ「あ…。僕は、羊でおやすみっていう、声優さんがひたすら羊を数えてくれるCDのシリーズで、石★彰さんっていう人の声が入ったCD聞いてるよ。声が、カヲル君に凄くそっくりで…。まるでカヲル君が側で羊を数えてくれてるみたいだから…」
カヲル「ふふ、そんな時は僕に電話してくれればすぐに本人が羊を数えに行くのに…」

シンジ「そ、そんなの悪いよ」
カヲル「悪くないさ。どこにいたって僕はひとっ飛びで君のところまで行けるんだから。例え、僕らが地球と月くらい離れていたって、君が呼べばすぐに飛んで行けるよ」

シンジ「あはは、そんな魔法みたいな事…」
カヲル「嘘じゃないよ。君への愛が、僕の背中に翼を与えるのさ。そう、僕は不可能だって可能にできるんだ。…君の為なら…」

シンジ「カ…ヲル…君…」
カヲル「シンジ君…」

シンジ「カヲル君…v」
カヲル「シンジ君…v」

シンジ「カヲル君v」
カヲル「シンジ君v」

シンジ「カヲル君ッv」
カヲル「シンジ君ッv」




【間】




シンジ「カヲル君は…ないの?そういう事…」
カヲル「うーん…ない事も、ない、かな」

シンジ「カヲル君もあるんだ。…そういう時はどうするの?」
カヲル「ふふ、僕はね」




【回想】




???『はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………うッ。…最低だ…俺って…』
カヲル「…。」

キュルキュルキュルキュル…(巻き戻し)

???『はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………うッ。…最低だ…俺って…』
カヲル「…。」

キュルキュルキュルキュル…(巻き戻し)

???『はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………うッ。…最低だ…俺って…』
カヲル「…。」

キュルキュルキュルキュル…(巻き戻し)




【回想終了】




カヲル「映画鑑賞、してるかな」
シンジ「へぇ、カヲル君らしいねv」

カヲル「特に冒頭部分に興味深いシーンがあってね。…気が付くと、朝まで何度もリピートしてしまっていたりするんだ」
シンジ「へぇ。カヲル君がそんなに興味を持つシーンなんて…。一体どんなシーンなの?」

カヲル「リリンが愛を紡ぎ、歴史を作り出す為に持つ衝動…それを表したシーンとでもいうのかな。」
シンジ「何か、難しそうだね」

カヲル「まぁ、百聞は一見に如かず、さ。今度一緒に観ようか」
シンジ「いいの?!」

カヲル「勿論さ」
シンジ「わぁ、楽しみだなぁ!」

カヲル「僕はいつ来てくれてもかまわないからね。」
シンジ「じゃあ…今日は平気…?土曜日だし…」

カヲル「いいね。じゃあ、今夜…v」









終わって下さい。

+++

我ながらしっかりしろと言いたくなった。

しかしながらあのシーン…ヘッドホンつけてリピートリピートしたのは鳴滝だけじゃないハズ!………ハズ!!///

09.07.21
 

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