生まれた意味を知る…
それは長い人生を大きく揺るがす
自分で見つけ出して初めて分かる
初めから生まれた意味を知ってる者なんて居ないんだ――
自分が…
一生が変わる瞬間――
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――どうしてオレなんかが―…
もともとオレは生まれてくるはずはなかったんだ
オレさえ生まれてこなければ――
オレが生まれて来たから――
オレは必要ない人間なのかもしれない……
誰にも必要とされてないんだ……
オレなんかいらないんだ
…オレに居場所は無い……―――
そもそもオレって一体何なんだ――?
その“答”見出す時
少年は希望の光を掴む
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時は進むもの
自分を待ってはくれない
死にたくない 死にたくない 死にたくない…!
みんなと一緒に居たい!
オレにはまだやらなければならない事があるんだ
まだ罪は償いきれていないのに
こんな所で消えたくない!
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――オレ、消えなかったのか?
少年…生きる慶びを感じ
生まれたことに初めての嬉しさを覚えた
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自分が慕った師匠を…
あんなに成長させてくれた師匠を討つなんて……
世界を守りし瞬間
少年は思う
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オレにはみんながついてる
仲間がいる
怖くない
世界を救ってみせる
みんなが住むこの世界をオレが守るんだ……!
必ず帰って来る…
約束するよ
仲間への言葉を最後に少年は地核へと沈む
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あれから3年の月日が経った
少年の成人の式の夜
始まりの場へ集い
彼の帰りを待つ仲間たち
暗闇に動く一つの影
どうして…ここに……?
仲間の一人
問う
ここからならホドを見渡せる
それに……
約束してたからな
再会を泣き喜ぶ仲間
再びこの地に降りし彼
約束を果たす
生まれた意味を知る
悲しみ始まる嘔
深淵へと誘う旋律
預言ースコアー