そんぐ

□つぼみ
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いつも一人で過ごしてた
夜がそっと穏やかに溶けてく
あなたの声が届くたび
私 胸が苦しいの

行き場ない自由と
時間と ときめきと
溢れ出す憧れと小さな 恋心
奪われた私に あなたは言った
二人の花を咲かせよう


少しずつ 少しずつ
出会った頃よりお互いの
歩幅が近づいていけばいいね
色づいて 芽生えてく
つぼみ一つだけ
大切に 焦らずに 一緒に
育みましょう


いつか二人で行きたいね
そんな小さな約束が大切

例えば暫く叶わなくとも
その言葉だけで 宝物

信じ合う喜びと 失う不安と
込み上げる愛しさと
歯痒いジレンマと
壊れそうなつぼみをくれたのは
巡り逢えたあなたでした


一つだけ 一つだけ お願いがあるの
前に見た映画のワンシーン
憧れなの
遊園地 観覧車 てっぺん着いたら
近づいて 抱き寄せて 静かに
目を閉じさせて


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