□恋は闇
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 こんなに側にいるのに――

 好きだと思うほど、欲しいと思うほど、遠くなっていくようだ。
 彼が見えない。


 まるで闇の中。

 きっとこの想いが消えたら、進に近付ける。
 進を見付けられる。




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