文
□◆ナルシスト
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ベッドの上に2人して座り、さっきからずっと何回もキスしてる。
触れるだけのキスに飽きて唇の間から舌を侵入させてみた。相手はそれを拒まない。
たぶん俺はしろと言われたら誰とでもキスは出来る。したいかしたくないかは別として。
進は俺としかできなかったら良いな、なんて自分勝手かな。
でも俺もこの先は誰とでもってワケにはいかない…
首筋に口付けて、シャツの上から上半身を触りまくって、切なげな上目使いで進を見て口を開く。
「進…俺に触れて…」
綺麗な顔に生まれて良かった、なんて親に感謝してみたり…
もし俺がこの顔じゃなかったら違う方法を探すよ。まあ進はあんまり相手の容姿とか気にしないかもしれないけどね。
進の手がシャツの下から入ってきて背中を撫でる。
温かくて気持ち良くて、この手で肩を揉んで欲しいなんて思うけどそんなことは後で良い。
シャツが邪魔。
「ちょっとゴメン」
密着していた身体を少し離してシャツを脱いで、進のシャツもたくし上げる。
「進も…脱いで…」
「ああ…」
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