文
□センセーとボク
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教室に何故か舞がいる。というかオレと舞しかいない。
「なんでお前がいるんだよ?関係者以外立ち入り禁止だぜ」
「教師に向かってお前とは何よ?舞先生とお呼びなさい!」
舞はそう言うとオレの机を鞭でピシリと叩いた。
「危ねーモン持ってんじゃねー!」
仰け反るオレの髪を掴み、手前に引く。
デコとデコが付きそうなほど近くにケバめの顔が見える。
「城之内クーン?学年でアンタだけ追試よォ?
先生はね、アンタのためを思って心を鬼にしてるのよ。
60点以上取らなきゃ愛の鞭でお尻ペンペンよ!」
舞はオレの髪を放し、仁王立ちで高笑いをした。
やっぱこの学校にロクな教師いねーわ…