※この物語にはホラー描写が含まれています。
苦手な方は舞われ右。
そうです、舞うんです。

小井土ものがたり
(たった今書いた話が全て消え涙目で再度製作中。)


あるところに小井土という娘がいたような気がするようなしないような。
……うん多分いた。…多分。
小井土は下の名前をゆきという。…多分。
某サザン好きCは漢字をもろ「雪」だと思っていたということを今でもつっこまれては小井土の毛を抜いている。
おかげで小井土の毛は抜け、減り、抜け、何故かサラサラへあーへと変身を遂げた。
まいこことまいきぬこは授業中天然性くせ毛を発見しては横の某桑田さん好きCに見せている。
そんな小井土の、

ドキラブ〜湯けむり殺人事件〜ラーメンつけめん僕小井土〜トランペットよ火を放て〜

…をお送り致します。


【酢飯】
小井土は悩んでいた。
理由は明白。トランペットから酢飯が検出されたからである。
これで当分ご飯には困らないがしかしトランペットが酢臭い。
半径1メートル以内から酢の匂いがしたら小井土のトランペットだと把握できる程。
なんたること…嬉しいのに臭い。美味しいのに臭い。
酢飯が実は大好物な小井土はその苦悩にいつも悩んでいた。
ある日のこと。
いつものように雑草を集めて弁当箱に詰めていると
「おーぅら、小井土ぉ
酢飯だぞーぃ
小井土が弁当箱に雑草を詰めているのを馬鹿にするかのように、某サザンヲタクのCが酢飯を見せびらかせてきた。
「ほーら、うらやましいだろー
小井土は鼻で笑った。
『小井土が酢飯に反応しない!?なぜだ…!』
Cは愕然とした。
と、そこへまいきぬこが現れた。
「よーう。今日も元気に雑草集めてるかい」
まいきぬこはそう言って小井土の肩を叩いた。
すると小井土は奇声を上げ、首に巻いたマフラーでまいきぬこの首を絞め上げた。
するとまいきぬこの口から溢れんばかりの酢飯が。


【さかなクンはきっとなまぐさい】
タイトルに意味はない。

小井土のめがねは茶色いめがねきっとトイレが好きだからすーきだからという歌をご存知だろうか。
この歌は一人歌えば百五人に移る、いわゆる伝染歌である。
例を挙げてみよう。
ここにM子という最近結婚できる歳になった女がいる。
M子はこの「小井土とめがねとあなた」という不可解な歌をあるラジオで耳にした。
その瞬間、M子の毛細血管が音速でぶち切れた。
なお、その後M子は通りすがりの人が草むらへ運んでくれた。
この場を借りてその親切な人にお礼をしたい。
ありがとう。



【おんがく】
小井土はRADが好きである。
まいきぬこはクラシカルが好きである。
Cはサザンが好きである。
そんな三人だが共通して好きな音楽がひとつだけある。
真田節だ。
「やっぱ真田節だよね」
「ソーラン節もいいけどやっぱ真田節だよね」
「よさこいソーランもいいけどやっぱ真田節だよね」
こんな会話を誰かしら耳にしたことはあるだろう。
ある日の昼。
保健の小林先生って絶対美味しいよねとまいきぬこが言ったその瞬間に事は起きた。
どーおん
1−7の教室から爆音。そしてドアからは砂煙。
「「隕石だッ!」」(楳図●ずお風)
クラス内テラカオス。

隕石かと思ったそれは、なんとUFOであった。
「ちっ…厄介なことになったぜハ」
1−7の誰かが言う。(誰かはご想像におまかせ)
小井土は慌て、ドアの外へ出ようと試みる。
しかしUFOパウアかなにかでドアは開かない。
『やだんこんなんで死ぬなんてやだん』
小井土がそう軽く浅く思ったその瞬間!
「みんな!真田節を踊るんだ!」
まいきぬこが叫んだ。
さ、真田節…っ!?
「…へっやってみないことはないぜ…」
た●●が言った。
しかし皆んなもん踊れなかった。
1-7は炭と化し、日常は戻った。


【ドッペルゲンガー】
「ねえさっきガヤ女子便入ってきたんだよ」
まいきぬこが言う。
「こりゃそろそろ捕まるね」
「潮時か」
なんてことない小井土とまいきぬこの会話。
「でもガヤ今日出張のはずじゃ」
「まさかあじゃあなんでいたんだよ」
小井土とまいきぬこは顔を合わせる。
「音研見てくる」
小井土はそう言い残しまいきぬこと別れた。


「まいきぬこー」
「お」
「ガヤ明日出張だったって」
「は?」
「だから今朝話したガヤ変態疑惑の」
「あたし今学校来たんだけど」


【トイレ】
今日も小井土は走っていた。いつものように
「もうヤバいからッッ膀胱破裂するからぁッッ
そしてトイレの中にスライディーング
ギリギリ間に合い、用を足していると、気付いてしまった…。トイレットペーパーがないことに…。
小井土は困った。「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
その時…
『茶色の紙と黄色の紙、どっちがいい??』
どこからか少女の声が…。
小井土は急に怖くなった。今にもトイレから飛び出したい。
だが、紙がないから出るに出られない。

『ねえ、茶色の紙と黄色の紙、どっちがいい??』
またきこえてきた。
小井土は、どこから声がするのか確かめるために、立ち上がった。
その瞬間…便器の穴から、異常に黄色い顔をしたC、異常に茶色い顔をしたまいきぬこの顔がでてきた。
そして2人は同時に言った。
『黄色の紙と茶色の紙、どっちがいい??』
小井土は何も言わず、便器を見つめていた。というよりも、2人の顔を見つめた。
『ねぇ、黄色のか………』
――ジャァー


次の瞬間、小井土はトイレを流した。
そうして小井土は、仕方なく、トイレットペーパーの芯を使い、教室へと戻っていった…。




あの黄色い顔と茶色い顔は何だったのだろう…。
そして、どこへいったのだろう…。


それは今でも謎である…。

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