大学生になってすぐに先輩は自動車学校に入った。
毎日自動車学校に通ったらしく、すぐに免許を取得できた。
その報告の電話であたしを1番に乗せたい、と言ってくれて、早速友達に車を借りた先輩と明日久しぶりに会うことになった。
まだ運転は上手くないからあたしを乗せて事故りたくない、と言ってあたしの家に迎えに来て先輩の部屋に行くだけだけど。
それでも嬉しい。
電話を切ってしばらく勉強しているると、深夜を過ぎたころ、涼平が部屋に入ってきて、アイスが食べたいと騒ぎだした。
結局恭平と3人でジャンケンして、あたしが負けてコンビニに買いに行くことになったけど、涼平と違って優しい恭平は深夜に女1人では危ないから、とついて来てくれた。