海で予想外に三矢さんと話すことができて、舞い上がっていた。
「気になる子」では片付けられない感情が湧く。
そんな僕をおとしめたのはやっぱり親友2人で…。
「よかったな、北川」
「おう、ありがとー!」
「悠太郎はどうだったんだよ、2人きり」
「それは祥治がどっか行ったからだろ?まぁ、仲良くなれたけど…」
「水着見れなくて残念そうだったけどなー」
「マジで?水着楽しみにして行ったのになぁ」
北川の言葉にくくく、と笑う祥治。
「そ、そんなんじゃないよ!それじゃあ僕がドスケベみたいだろ!」
「事実だろ」
彼女だけでなく僕にもドSな祥治…。
絶対祥治の方がドスケベだと思うんだけど。
たじたじの僕にトドメを刺すのは本人にその意はない、天然北川。
「で、仲良くなって、メールとかしてんの?」
「え?」
「え?まさか」
「アド聞いてないとか言わねぇよな?」
「…」
…撃沈。