アマリリス

□墜落カウントダウン
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海で予想外に三矢さんと話すことができて、舞い上がっていた。





「気になる子」では片付けられない感情が湧く。








そんな僕をおとしめたのはやっぱり親友2人で…。





「よかったな、北川」



「おう、ありがとー!」



「悠太郎はどうだったんだよ、2人きり」



「それは祥治がどっか行ったからだろ?まぁ、仲良くなれたけど…」



「水着見れなくて残念そうだったけどなー」



「マジで?水着楽しみにして行ったのになぁ」





北川の言葉にくくく、と笑う祥治。





「そ、そんなんじゃないよ!それじゃあ僕がドスケベみたいだろ!」



「事実だろ」





彼女だけでなく僕にもドSな祥治…。



絶対祥治の方がドスケベだと思うんだけど。





たじたじの僕にトドメを刺すのは本人にその意はない、天然北川。





「で、仲良くなって、メールとかしてんの?」



「え?」



「え?まさか」



「アド聞いてないとか言わねぇよな?」



「…」








…撃沈。













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