選択式です。
上のほうが新しいです。


120515更新




キスで終わってしまうもの
揺らいだきみすら愛おしい
嘘を重ねて恋する乙女
指輪も知らない夜の話
秘密は浮遊感に似て
かなしいのはいやだから
最後まで騙してね

神様、目を閉じていて



植物博士の天球講義/図書館の秘密/乙女のねがひ/むかし見た映画の/敬虔なる宮殿/バベルの塔を見下ろして/ビスケットの消滅/林檎飴と金魚の夜/待ち合わせは月明かりのガス燈で/恋と呼んでみたいだけ/そっとわらって惑わせて/この手をとって口づけて/かなしみに似た星座/銀河と宇宙の違いを知ってる/オフィーリアだと思ってたのに/電話をとったら負けなのです/駆け落ちの窓辺にて/食べてはだめよ/乙女の午睡/ミルクは少しだけ/レースのカーテンの聖謐/動かない羽ペン/なにもかも幸福には足りない/待って、まだ目を開けたくないの/お迎えの馬車が来るまでに/ばらいろのすみれ/エステルのこえをききながら/だからなんにものこらない/子どもはねむる/花のような恋でした/エクリュの空に包まれて/黒縁眼鏡はねむらない/ほんのわずかな嘘のために/夢のなかでさえ/ゆめゆめ惑うことなかれ/彼はやさしい人でした/そしてどうか、ゆっくりと/こどもの国におわしますのは/だからぼくはむなしさのかたまりを抱きしめた/予感だけはさせないでね/おしまいのおまじない/さいはてでひとねむり/あなたのためと目を伏せた/くちづけでごまかせない/どうしようもなく迷子/ふたごのゆびきり/嘘だけをその目に映して/あきらめてもうおやすみ/おだやかな眠りを知っている/少年少女と呼ばれた頃は/この指がほどけないように/タイムマシンと漂流の午後/どうか置き去りで/退廃的に語りませんか/ふかいねむりのお城にて/打ちのめされた現実と駄目な幻想/消えゆく恋を泳ぐ/ちりばめられたあわれみの/ひどく感傷的なきみに/未来なんてないさ/ソーダ水は夢見がち/わるものにはなりたくない/遠い異国の空をうたう/浪漫あふるる/すべてに理由が必要なのです/白いリボンに恋をした/きみのためでも死ねない/いつだって白昼夢はむくわれないし/アイロニーじゃないのに/ねえねえ、うそでいいんだよ/彼が唱えたさいごの呪文/月はぼんやりと白く、わたしのことなど知らないふりで/もう少し背が伸びたらなあ/手放すものはなにもない/あいまいな喪失を捨てよ/溶けだすしあわせをつかむてのひら/ばらが咲いてわたしは泣いた/決して希望ではない/きみのゆがんだ顔がみたいだけ/憧れの代償/焦がれることしかできない/ぼくが信じた横顔と夜の似合う背中/浮遊するきらめきの影/聖なる指にくちづけを許したまえ/善き悪友であれ/よわすぎてどうしよう/やさしさの檻のなか/可愛いあの子は戦いの日々/使命、あるいはそれに近いもの/そうさ、あれが愚者だよ/ひかりのかなたに消えちまえ/救いを求める白い首/祈りの行方/まるでごみのような/残像にさよなら/どうせ彼は幻を選ぶのそれを喪失と呼ぶのならアルカロイドと生きていくあのこはいつも夢のなかゆめをみるよりきれいな






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