《黒兎》ここでは妖達と親しくなれる所です。お相手がお決まりでしたらさっそく声を掛けてみては...?

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09/13(Wed) 18:30
☆☆
道香


──…夕魔?

(目も見えない、耳も大きめの音楽が流れているせいで周囲の音は聞こえない。その中で、魔力や霊力を辿り気配を探っていたが、渦巻く妖気の前でブレる夕魔の気配。一瞬、彼の何処かが欠けたように見えた。気のせいか?とも思ったが、不安になってよろりと立ち上がり手探りに彼を探ろうとした直後、顔に熱気を浴びる。閉じた瞼の裏側が赤く光った)

魔素が燃えてる…?夕魔、大丈夫か?


《?》
キャァァァ…!!

(夕魔が動きを止め、戦意が落ちたのを確認すると、目玉の下方、何も無かった暗闇からズルりと猛禽類に似た鳥足が一本、人の頭は易々と手中に収める大きさで飛び出して何かを掴む動きをした直後、リヴドが放った炎が目玉すれすれを掠める。子供のような甲高い声で鳴き叫ぶと足を引っ込め、目玉はゆっくりと点滅するように見え隠れして動きを見せない)

(今の今まで、夕魔の脳内で再生されていた幼少期の思い出。それがピタリと止まると同時、その記憶の一部が欠落する。どういった子供であったか。誰が隣に居たか。記憶にあった母親の顔すら、虫食いのように穴が空いて、抜け落ちる)

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09/13(Wed) 20:40
リウド

(急なことに夕魔にばかり気が向いていたが、道香の声にハッとする。見ると立ち上がり熱気をもろに受けているその身体を、庇うようにして立つことで熱から守ってやって)

(幸い魔力波よりは効果を得ているようだが、これで撃退できるかと言われれば確証は無い。自分一人で守るには限界があると悟ると、道香の目元を隠していた手拭いを外すとその顔を覗き込んで)


【夕魔】
───……。
ぇ……ぁ、れ……?

(それは泣きつかれて寝てしまう感覚に、少しだけ似ていた。すうっとどこか意識が遠のくような感覚の後、自分がどうしてうずくまっているのかも理解が遅れてしまう)

(ゆっくりと上体を起こしながら、思考の奥深くにモヤが掛かったような感覚と、重荷を下ろした後のような開放感とを同時に覚えていた。なんだ、これ。一体自分に、何が起こったというのか)

(耳を覆いたくなるような悲鳴に、思わずそちらを向いてその姿を視認する。そうだ、今は夜行鳥だ。コイツをどうにかしないと、とリードが着火してくれていたらしい、そこに発生した炎に魔力を注いで勢いを増させ、夜行鳥に向け放射して)

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09/14(Thu) 22:03



ギャーーッッ!!ーぎ、ぎぎ、ぁ

(放たれた炎は目玉を覆う。再び叫び声を上げると、バサバサと羽ばたく音と共に痙攣を起こし、数枚の鳥の羽根が舞い散って。放射が止むと、瞼を閉じるように闇へと消えていく)

──…ホう……ホホぅ…

(どこか聞き覚えのある声が暗闇に響く。どうやら一時的に撤退したようで、鳴き声は遠くなっていく)

《道香》
リード…?あっ、怪我はないか?

(目隠しが取れると此方を覗き込む翠がかったリウドの瞳と目が合う。気配は探れたとはいえ、ほぼ状況がわからず、とりあえず目の前に立っているリウドの胸や腹部をペタペタと触り怪我の有無を確認して)

──っ、夕魔…!
どうした!?なにかやられたのか!?

(そうしている間に再び炎が上がる。驚き其方を見れば夕魔が草原に膝を着いている。まさか攻撃を受けたのではと焦り、イヤホンを外しポケットに入れながら直ぐに走りよると、しゃがみ込みその背中へ手を添えて問いかけて。その頃には夜行鳥は不気味な声を響かせながら消えていた)

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09/17(Sun) 17:01
リード

(躊躇いなく体に触れてくる道香にたじろぎ、うっかりその体に触れないように両手を上にやりながら、怪我の有無を聞かれると必死に何度も頷いて)

(目を離している間に夕魔がとった行動に驚き目を丸くする。ついさっきまでとても正気ではなかったはずだ。それがあっさりと能力を振るった事実に理解が追いつかず、呆然と先程まで夜行鳥がいた空間に視線を漂わせる)

(夜行鳥の気配が遠退いたことを確認してから剣を鞘に納め、夕魔に駆け寄る道香の後に続く。果たして何が起こったというのか、その真相が気にならないはずがなかった)


【夕魔】
(道香から顔を背け、まだ残っていた涙を拭うも気恥しさは消えず顔を背けたままで答えて)

ううん、大丈夫
何か──された、かもしれないけど
それが分からないなら、無事ってことでいいんじゃないかな

(ひどく泣きじゃくった後の頭の重怠さを除けば、むしろ晴れ晴れとした心地だった。もしこれが夜行鳥のしたことが原因だったのなら、悪い妖じゃなかったのかも、とすら思い始めていた)

ともかく、君が無事で良かった
……無事、だよね?

(道香こそ、何かされたりしていないだろうか、と羞恥よりも心配が勝ってそちらへ顔を向け、心配そうに顔を覗いて)

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11/01(Wed) 19:18
道香


……私は大丈夫だ
それより、今ちょっと怒っているぞ

(心配していた眉を下げた表情から、夕魔の顔を見て愁眉を開いたのもつかの間、今度はムスッと眉を吊り上げて。その頬へ手を伸ばすと肉をつまみ、左右へ軽く引っ張って)

守ってくれようとしたのは嬉しい…
でも、夕魔が私の事を心配してくれるように、私もお前が心配なんだぞ
もっと…頼ってくれてもいいんだからな

(瞼の裏で視た夕魔の気配に空いた《穴》。夕魔の体の一部が欠損したのかと心底焦ったが、冷静に体を見てみればそうではないようだった。では見間違いか…と言えばそれも違うような。)

……夜行鳥がどんな奴だったのか聞きたいところだが、とにかくここに居たら危ないな。
一旦家に帰るか…

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