NARUTOー短編・長編5ー
□触れることのない手
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
小南「ミネン…」
ミネン「…」見つめる
小南「馬鹿ペイン…ミネンの気持ちも分からないなんて…塵に等しいわ」
ミネン「いいんだ…ペインが幸せなら…」
小南「…ミネン」
僕はミネン
暁のメンバーです
小南と同じように紙を使います
僕はペインが大好きで今日告白しようと…決めてましたが…
新メンバーのナナという女の子…なんだろうなぁ…少女漫画に出てきそうな子で…僕と仲が悪く僕が大嫌いのようです。
そして、今日告白しようとしたら…ペインさんが知らせました…
ナナと付き合うと…僕はショックで俯きました…知ってるのは小南とイタチだけ…でも、構わない…ペインが幸せなら…僕はいいんだ…
イタチ「大丈夫か？」
ミネン「…」丸まる
小南「相当ショックのようね」
ナナ「ミネンさぁん、任務らしいですよぉ」
小南「今、体調悪いみたいよ」
ナナ「分かりましたぁ」
スタスタ
小南「…」ギリ
ーそうかー
ーミネンさんってば無理し過ぎですよね？ー
ーそうかもしれん…ー
ーしっかりして欲しいですー
ーふむ…ー
イタチ「ミネン…」
楽しそう…僕には見せなかった表情…僕はただのメンバーとしか見てなかったのか…
ゼツ「元気だしてよー」「イツモノオマエラシクナイゾ？ダイジョウブカ？」
ミネン「…」
小南「私といるわ」
イタチ「分かりました」
ゼツ「早く元気になってね」「…ミネン」
ナナ「ミネンさんは体調悪いってどうしたんですかぁ？」
小南「具合悪いそうよ」
ミネン「…」俯く
ペイン「元気になるといいな…」
小南「…えぇ、そうね…ミネン行くわよ」
ミネン「…」チラ
ナナ「今日はペインさんと任務だぁ！」
ペイン「喜んで貰えてなによりだ」
ズキン
ミネン「っ…」俯く
小南「ミネン…」
なんか辛い…苦しい
リビング
デイダラ「ミネンどうしたんだ？うん？」
小南「振られたのよ」
デイダラ「誰にだ？」
サソリ「どうせ、リーダーだろ」
小南「えぇ…」
デイダラ「大丈夫か？うん？」
ミネン「…」首横に振る
サソリ「アイツ…」
デイダラ「オイラ達任務だから…」
サソリ「すまねぇな役に立てなくてよ」
ミネン「大丈夫だよ」
苦しいそうな顔で笑った…
それ程ショックだったんだな
パタン
ミネン「…部屋戻るね」
小南「…えぇ」
部屋
ミネン「っ…」泣
声を押し殺して泣いた
コンコン
「ミネンさぁん、開けていいですかぁ？」
ミネン「う、うん、いいよ！」
荒く涙をふいた
きぃ
パタン
ナナ「ミネンの気持ち知ってるから付き合ったんだよ？ペインさんは私だけのもの」
ポタポタ
ミネン「…っ」
涙が止まらない
きぃ
ペイン「任務だぞ…ミネン？」
ミネン「な、なんでもありません！！」
急いで移動した…避けてしまった
ポタポタ
ミネン「うぅ…」泣
飛段「ミネン？クソリーダー告白出来なかったのか？」
ミネン「ぅん…やっぱり僕はメンバーとしか見てなかった…それに避けてしまった」
飛段「しょうがねぇんじゃねえ？ホント…クソリーダーは馬鹿だ…元気出せよ」
ミネン「ぅん…」
ポタポタ
小南「ミネン…」
ミネン「うぅ…苦しみから逃れたい…暁抜けたい…」
小南「ミネン？」
ミネン「暁抜けたいの…苦しみから逃れたい…それか殺されたい…」
小南「駄目よ…貴方は必要な存在よ？」
ミネン「僕は任務少ない…ナナが多い…必要なんてなかった…迷惑なだけ…」
小南「ミネン…」
ミネン「ねぇ、殺してよ！」
小南「駄目よ…」
ミネン「僕は必要ないから…」
小南「泣きたいなら泣きなさい」
ミネン「あぁぁぁぁぁ」泣
小南「苦しいわよね…」
ミネン「うぅ…」
ナナ「ただいまー！小南さん！ミネンさん？」
ペイン「帰ったぞ…どうした？」
小南「なんでもないわよ」
ミネン「っ…」
声を押し殺して泣いていた
ナナ「なんで泣いてるの？」
小南「関係ないわよ」
ミネン「…小南？」
目を隠したようだ…見えない
ペイン「素直に話してくれないか？小南」
小南「ミネンの気持ちも知らないくせに…」
僕を連れて部屋に向かった
部屋
小南「寝てなさい」
ミネン「うん…」
気持ちを殺すにはどうしたらいい？
ザクッ
鋭い音がした…
目を開けると小南が泣いてペインは驚き僕は腹を刺されナナは笑っていた…意識が…
小南「いやぁぁぁぁぁ！！ミネン！！しっかりして！」
ミネン「…」閉じる
その後僕は生きてた
イタチが手当てしてくれたようだ
ミネン「っ！？」
小南とペインと鎖で繋がれたナナがいた
小南「目覚めたのね…ペインに話したわ…ごめんなさいね」
ナナ「ソイツを殺すのよ！！」
小南「ミネン大丈夫？」
ミネン「ぅん…」
ペイン「すまない…」
ミネン「大丈夫ですよ」
怪我が治ってもペインとナナは付き合っていた
この恋は報われないようだ
小南「ミネン…」
ミネン「心の記憶消したい…苦しい思い出だけ…」
小南「…」
ずっと苦しめられるなんて辛いな