八重桜
□六話
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あの日から一夜が明け、始業時刻となった。既に瀞霊廷は何事もなかったかのようにまた、一日が始まった。
朽「全員、隊舎前にすぐに集まれ」
「「「「はい!」」」」
(・・・・一人ひとり見て、潰していくのか??面倒なこと良くやるな・・・・)
仕事を休むわけにもいかなかった桜・・・否、紅葉はちゃんと来ていた。
阿「よし、全員来たな。んじゃ、斬魄刀を出してくれ」
いきなりの指示にざわつく隊士達。何故?なんて声も聞こえてくる。
まぁ、なるほどな、斬魄刀に目をつけたのか。
よく見ていたものだ、となど考えているうちに、順が回ってきた。
阿「次。お前刀持ってたのか?」
「阿散井副隊長。失礼ですよ?持ってなければ此処にいませんよ!」
いつも通りに。いつも通りの、ちゃんと、"偽りの¥ホみを。