八重桜

□五話 前半
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紗那に会いに行った日からだいぶ経った。山じぃから今もいろいろときいているが特に今のところ虚についてどーのこーのはない。



「しっかし、非番はやっぱ暇だなー・・・。」



布団に横になりながら、寝巻き同然の姿でくつろいでいた。



「(浅打もなかなかつかってやんないし、つまらんだろーな・・・)・・んぁ?」







虚の霊圧がする、と思ったとたんにけたたましい音が鳴り響く。




『殺気石外に多数の大虚、虚の霊圧を確認。各隊の隊長、副隊長は出動せよ。もう一度繰り返す・・・・』






音がやんだ後に告げられた緊急出動要請。


「来やがったか・・・三席を入れないってことは・・・・・・・・・三席以上の霊圧持った奴らがいるってことか。めんどくさいなぁー・・・」






紅『どーすんだよ。』
「どーすんも、お前たちはおとなしくしてろ。せめて発表まではな。」



お前は戦いたいばっかじゃないかよ、紅蓮



雷『それはいつなんだよ。』
「1ヵ月後。・・・くらい。」



お前もか?雷牙






氷『主!』
「おっと、おいおい。皹入ってんじゃねーかよ・・・。」



まともなのお前くらいだよ、氷月
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