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□殴るだけじゃ足りない。
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話の都合上ロキとグレイが犬猿の仲です
グレイside
「ムカつく」
ムカつくムカつくムカつくムカつく
イライラしてしょうがない。
あいつは何なんだ
ルーシィを口説いてたくせに今度はあいつかよ！
乗り換えんの早すぎなんだよ！
んな甘い気持ちであいつに近づくんじゃねえ！
「いきなり何かなー？顔を見た瞬間にムカつくとか言われても僕としては凄く不愉快だよ」
「あ"ぁ？大体テメーが悪ぃんだよ！」
「ムカつく理由を全部僕に押し付けるのはよくないなぁ」
こいつはああ言えばこう言う奴だ
この前だってムカついたから胸ぐらつかんでやったら
「負け犬の遠吠えかい？醜いよ。そんなんじゃ、お目当ての子に嫌われちゃうよ？」
なんていってきやがった
こいつは何もかもムカつくんだ
俺の方があいつといた時間は長いし好きだった期間だって長いしあいつを想う気持ちだって俺の方が断然ある
だから、こんな奴にだけは負けたくない。
「悪いけど今グレイに構ってる暇はないんだ。だからそこ、どいてくれるかな？」
澄ました顔で言いやがって！
なんなんだよ！
あ"ー！もうどうなっても知らねぇ！！
今日という今日は言わせてもらう！
「お前、どう言うつもりだ」
「一体何がかな？」
丁度あいつはクエストに行っていていない。
言うなら今しか無いんだ
「お前ルーシィが好きなんじゃねーのかよ」
「ああ、好きだよ」
「じゃあ何であいつにちょっかい出すんだ」
「あいつ？それじゃあ分かんないなぁ」
しらばっくれやがって・・・！！
こう言う所がほんっときにくわねえ！
「何でテメーはルーシィが好きなのにナツにちょっかいを出す」
落ち着け俺
まずは気を鎮めるんだ・・・
「なるほど。ナツか。そうだねー。ナツにちょっかい出す理由は簡単さ」
「ああ？簡単？」
「うん。僕はナツに一目惚れしたからね」
は！？
ど、どう言うことだ！？
「お、おま、それ、どう言う、」
「まあ驚くのも無理無いよね。だって僕も最初は受け入れなかったからね。男を好きになったって言う事実に」