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□マスター、変態がいます
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ルーシィがギルドに入って間もない頃の話です
ルーシィside

突然ですが
今私はナツの家にいる

何故かと言うと遡る事数十分前


「オイ」

後ろからいきなり声を掛けられた

振り返ればそこには何故か上半身裸のグレイが立っていた

「何?ていうか服・・・」
「んなことはどうでもいい」

(え・・・どうでも良くないよね?)
そんな事言ったらきっと私の命がない

だって鬼のような形相で睨みつけてくるから

「・・・で、何かしら?もうすぐしたらクエスト行くんだけど・・・」 
「それ、ナツもいんのか?」
「え?うん。私がクエスト行くって言ったら俺も行くって言うから」
「チッ」
は?今舌打ちしたよね!?チッて!

「俺も行く」
「え」
「なんか文句あんのか?あ?」

「いやいやいや文句とか以前にまだグレイのことよく知らないし!
それにナツに聞かないと分かんないし!」
「じゃあ聞いてこい」

「そんな横暴な!」


こうしてかり出されたのである

「ナツー?」

出てこないなー・・・
もう一度呼び出そうとした時だった

「んー・・・るーしぃ?」

寝起きなのか、呂律が回っていない上に寝癖が激しかった
「今起きたの?」
「・・・ぅん」

目を擦らせながら頷いているナツ
早く聞き出さなきゃ!

「あのね、今日のクエストなんだけど・・・」
「んー?行かねーの?」
「ううん!そうじゃないの。実はグレイが一緒に行きたいって」
「は!?」

目を見開いて真っ青な顔をしている

「どうかしたの?」

「無理無理無理無理!!」
そんなに無理連呼するほど!?
でもなんかちょっとかわいs「可哀想ってどういう意味だコラ」
「げっ、グレイ!何しにきたんだよ!帰れー!」
ナツが何故か私の後ろに帰ってグレイを警戒している

「ナツさんよー・・・」

もしかして私を挟んで喧嘩!?

皆曰わくこの二人はあうたびに喧嘩してるらしいんだけど・・・私これ巻き込まれるよね!?

「おまっ、寝癖可愛すぎんだろ!」
は!?
「うっせ!可愛くねーよ!お前何言ってんだよ!」
ちょっ、私無視ですか! 
あー、帰りたい
「よだれのあとも可愛いなぁ!チクショウ!!」
「うわっ!キモ!どこ見てんだよ!」

グレイのイメージがどんどん崩れていく・・・

「これだからグレイはやなんだよ・・・」
ナツが凄く嫌そうな顔をしている
「なあルーシィ」

小さい声で私を呼びながら見つめてくる
私がこの状況をどうにかしろと!?
無理ですから!
確実に私死亡フラグ立つから!
「おいルーシィ」

「は、はい!?」
「ナツを寄越せ」

「え、でもナツ嫌がってるし・・・」

でも、フェアリーテイルに連れてきてくれたんだからこれ位はしてあげないと!
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