大航海時代4〜ふなのり〜
□「嵐を超えて東アジア!」
3ページ/7ページ
■ラファエル立志■
クルシマ船めざして………どかんと、一発!(トルネード砲によって船壊滅)
「おい、ラフィ…どかんと一発って…」
「めいちゅう…!」
「やっぱ提督って悪魔だよね」
「し…、サムウェル」
僕の名前はラファエル・カストール。
いまジャポン・シーにいる。
「シー…っ、日本海といえ、日本海と!」
たったいま、日本海の海賊クルシマを撃沈させたところさ、でもなかなかしつこい。
オユキちゃんのところいってワインでものんでこようかな〜。
「コラ! バカ提督」
うきゃ、襟首掴まないでよ、クラウっ、もう今日はもう宿泊…っ、てやだな〜こわいよ〜
「そりゃこっちの台詞だ! なんだんだよ、あのユキヒサってヤツ、凄いさっきだった目でこっちみてるんだが!」
そりゃ、僕をいじめてるからさ〜。
「お館様になにをする!」(刀をふりあげ、クラウディオにせまるユキヒサ)
「うぁお! なにしやがる! ユキヒサ!
――ってか、お館様っておまえまで!」
いや〜いまは無双、、ブームだからねぇ…
「関係ないだろう!」
「お館様を虐めるやつは拙者がゆるさ〜ん!」
「やめろ二人とも。無駄な体力消耗するなら白兵戦で実力を発揮なさるがよかろう」
せっかく生ナマで無双わざ見れるとおもったのに副官のゲルハルトさんがとめに入った。
ユキヒサも彼の威厳の前に刀をおさめるけれど、クラウ同様、彼の姿をみて首をかしげ、眉を潜める。
「ゲルハルトどの…」
「なんちゅーかっこしてるんだ…」
「これか? 経義の鎧というものだ。しっくりくるだろう(惚れ惚れしてる)」
そうだよね、似合うよ〜これこそ日本たましぃ〜ってかんじだよね。
「お、お館様、いっちゃなんですがめちゃくちゃへんでございます」
「ユキヒサ、珍しく同意見だな」
そうかな〜? エプロンみたいでいいとおもうよ。
「というか、つんつるてんですよ。せめて洋服ではなく、袴をはいてください。拙者のさしあげますから……!」
よっぽど変だとおもったのかな?
ユキヒサはゲルハルトさんをつれて船室へ。
数分後、がっくりとがたを落としたユキヒサがでてきた。
「だめでした。南蛮人は背が高くて、スカートになってしまう……しくしくしく…」
でてきたのはスネゲ魔人…もとい、袴の丈全くあわなくてミニスカート状態のゲルハルトさん。
…………アウチ!
とにかく、ユリアンとイファが途中仲間になって、最終決戦、クルシマ戦!
みんな〜張り切って白兵戦いっくよ〜!
――ってどうしたのユキヒサ? 青磁みたいに青ざめて?
「いえ、じ、実は拙者……」
船での戦いは初めてだったね、期待してるよユキヒサ!
「前方にクルシマ船発見したぜ!」
おっけ〜、フェレナンド!
ラム敵戦艦に命中させちゃって〜!
「ああ〜お館様〜!」
ユキヒサの悲鳴をよそに船はクルシマの鉄戦艦に突入する!