大航海時代4〜ふなのり〜

□ホドラム航海日誌
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ホドラム・ベルグストロンだ。

北海のスウェーデン王国の提督だがじつはほとんど海賊とかわらない。

そんなことではスウェーデン王国の名折れだ。

ということで最強の海軍をめざして北海より戦艦を漕ぎだし南下した。

地中海ではバルバロッサと戦うかいなか。

いちおう無駄な戦いをしたくはないので回避し、アフリカに向かった。

するとセラとなのる知的な眸と小麦色の肌、

つややかな黒髪の少女を救出した。

けれど彼女は私を最初海賊のなかまだと勘違いしナイフをふりあげて私は腕をけがしたのだが、誤解がとけて彼女の故郷をさがしおくりとどけることになった。

彼女は言葉がわからなかったが、次第方ごとを覚えていく。そんな彼女の得意技は料理だった。

さて奴隷商人エスピノサと私利私欲商会シルベリアを海の藻屑にし、新大陸にてスペインの非道な軍、

エスカンテ軍とマドレード軍を巧みにたおしたのちやっとインド洋にいたった。

せつな、ムスリル(イスラム教)のウッディーンがキリスト教徒である我々の船をおそってきたのだ。

私は彼とは戦いたくはなかったのだが致し方あるまい。

うけてたち、彼をおいつめた。あとひと息!

というそのとき、北海からの勅使がきて帰還せよとのこと、

急いで戻るとインド洋の大海賊を討伐命令。私は王命にしたがい、

ついでにインド洋の海を列強が自由に行き来できるように成り金王のナガプルクも討伐しておいた。

本当は本国に戻らなくてはいけないのだろう。

セラも知り合いが向いにきて私達と別れることになった。

私の夢は最強の海軍をつくることだがなんとはしに七つの覇権とやらもあつめることも夢の中にはいっていた。

なんとなく強い軍をつくるにはそれが必要だと直感が告げたのだ。

すでに新大陸、北海、アフリカ、インドの覇権は手に入れた。

インド洋の海賊をたおしたら戻ってこいという命だったが、苦戦しているとみせかけてもっと東に向かうことにした。

インドネシアにいたると、なんと北海でしりあった、女商人・リルのかたわれカミルが私に助けをもとめてきた。

なんと彼女はクーンにだまされて、ききに陥っているというのだ。

ほってはおけない。

私達は彼のみちびきによってクーンの魔の手におちる寸前の彼女を救い出した。

どうやらカミルとリルはなにかが切っ掛けで仲たがいしていたらしい。

けれど二人はもとのさやにおさまり北海にもどっていった。

さてクーンを倒すのは中国の海軍・マリアの提案だった。

マリアはクーンとポルトガル軍を闘わせて同士うちを望んでいたが、そんなまどろっこしいのは私の性分ではない。

私はクーンを滅ぼし、覇権をてにいれた。

なにも二勢力を敵にまわすことはない。

そして私達は極東までいたった。

マカオでふたたびマリアとであった。

彼女にはなにやら言い様にあしらわれ、利用されているようなきがするが、彼女の提案は悪くはなくむしろ私達に有利だった。

いま東アジアではある事件がきっかけで東アジアどうしの貿易はできなく、自国の海域以外にはでられない。

だから代わりにおれたちに彼女のかたきであるクルシマ一家を党閥してほしいのだという。

まあいいだろう。

そうすれば覇権の手かがりをくれるというのだから。

私達は日本の鉄船に苦戦しつつ、彼等を全滅させることに成功した。

しかし、覇権の手かかかりを手に入れるほうが大変だったようなきがしないでもない。

やっと東アジアの覇権をてにいれて、北海にかえろうとしたときマリアがまたあらわれた。

なにやら、オスマン・トルコの海軍指令、パシャ軍がキリスト教徒を滅するために動いているらしい。

私達は急いで北海にもどった。

そしてアフリカにいたると王命をたずさえた役人が訪れ、「パシャ討伐」命が正式にくだされた。

そこで何かをおもいだした。

「どうしました? 提督?」 わすれてたぞ、ゲルハルト。

「何を、です?」

海賊を本国にひきわたすのを、だ。

「………………本国に帰還しましょう」

というわけで、地中海を通り過ぎて本国に一路もどる私達だった。

王に海賊をひきわたすと、いまさらのことをいってきた。

七つの覇権をあつめれば名実共に最強の海軍になると。

………。

「はやくかえるべきでしたな」

いうな、ゲルハルト。
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