遥かなる日々

□クエスト
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■何回目■

「――じゃあね、望美! あなたのこと遠くはなれた時空でもわすれない!」
「わたしもだよ、朔、皆! むこうにいっても……元気でね!」
「九郎、頼朝にきぃつけろよ!」
「あはは。なにをいっているかわからいが、わかった」
「絶対意味わかってくださいよ〜! 景時さん命令聞いてはダメですよ〜!」
「あ。あはははは」

 愛と友情ととある重大な疑いうずまく別れ――たとえ向こうで何があっても私たちはあなた達のことをわすれない。




 さて…。
 私と将臣くんと譲くんは右手をふりふり、笑顔で仲間達を見送り時空が閉じたと同時に「だああ〜…」と脱力感とともに大きなため息をついた。
「これって何回目?」
「かれこれ4回じゃねえ? 今回は和風なせかいだったな」
「もうつかれましたよ…まあ弓はロビンにならっていてよかったですよ」
「おーなつかしいな。あいつもげんきかな〜」
「円卓の騎士の事件もおおきかったよね〜」

 そう、どうして私たちは異世界にすんなりなじめるのかというと……すでにほかの時空にまきこまれているからです〜なんちゃってv



「ここって、京じゃないよね?」
 景時がつぶやき、皆が見ている風景は……彼らの世界とは異なる時空であったとさ。

終わり

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