ネオロマンス風ジルオール

□初めてのゲームプレイ
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 私の名前は『アンジェリーク』神官の娘なの(ちなみに金髪の方…茶ぱつにすれば良かったかも)。でも神官の娘なのに戦闘にでなくてはいけないんだなんて……みなさん、私の性別わかってますか。
 今朝からひさしぶりにかえってきたロイ兄さんと剣術稽古のかえり…いまじゃみないハイレグ女(もしかしてハイレグって死語?)…もとい魔族の女に出会ったのが運命のはじまりだった。

 その女(すみません、名前がわかりにくくてハイレグのオネエってよんでます)が聖杯をねらっていて村のみんなを焼き尽くしてしまった。
 そして女が生き残った私達に魔物を放った。
 兄さんは日光(剣です)を持って魔物に立ち向かい、私にいった。
「お前は村の人たちを!」
 んな、最後まで兄さんに主人公みたいな見せ場(ちなみにここまでくるまで私はたいした活躍できず兄さん勇者なみにモンスター一人で倒していって私の剣術修行じゃないんかい! ってぐらいしゅじんこうはりやがって〜)もとい。
「兄さんばかりにいいかっこうさせないっわ!」
 は、しまった…本音が。
『村の人のかたき!』って突っ込んでいこうとおもったのに!

「ばか〜!」

と兄の悲鳴が聞こえたような気がした。

そして気付いたら……。

日光の対の剣『月光』を持つ、兄さんの親友セラさんが立っていた。

「この魔物の傷はロイがやったのか」
セラさんはそう呟いて去っていこうとする。
このままひとり、いや…!
私のせいで村の人たちは皆殺しにされ兄さんの安否も知れない。
……私はっ、
今の私ではなにもできない…!
ここでひとりでいてもしかたがない!
「ま。まって!」
「ん?」
「私もつれてって!!」
「……かってにしろ」

それが私の旅のはじまりだった。
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