□猫と私
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「....可愛い」



『.......えっ?』




帰り道、大好きな恋人の日向くんと歩いている



そのとき突然にそんなことを言ってきた。






つか......



えっ、今か、かわっ、可愛いって...!?//

そんな突然過ぎでしょ!//


ちょ...ま、まだ心の準備が......!















「この猫」










『...............え?』



「ん?コイツ可愛いくね?」




塀の上で寝そべってる猫を優しく撫でながら、私に笑いかけてきた。







.......ていうか猫かよ!!
なんか期待しちゃったじゃん!!


いやなんかそんな感じしたけど!!


あぁあぁぁもう恥ずかしい!!


でも猫可愛い!!






「くっ...あははは」



不意に、日向くんが笑いだした

どうしたの突然



『な、何笑ってるの?』


「わりっ、ちょっと可愛くて...」




そういいながらもまだ笑う。


なんやねん日向くんホンマどないしてん




『ほう、猫が?』





「ふっ...いやお前がな、ははっ」




..........。














........お...........?






『ーーーっ!?//』



ななななななんと!?/



『え、ひゅ、ひ、日向くん....?//』



「...えっ?......あっ...」



はっ、と何かを思い出したかのように目を見開くと、日向くんの顔がみるみる赤くなっていく


まさか...




「ちっ、ちげぇよ!?さっきのはアレだ!あの、ホントにちげぇから!いや別にちがくねぇけど...っていやいや!うん!//」




『....ふふっ』



「...な、何笑ってんだよ...//」



『日向くんも可愛いよ?』



「うっ、嬉しくねぇよ。//」



そういうところ、可愛いよ日向くん



いつもはかっこいい男前だけど、こうやって焦る姿や無邪気な姿が可愛いよ



『へへっ...』


「あんだよ突然」



『日向くん大好き!』



「...知ってるわダアホ。俺も」




そう言って、触れるだけのキスをした




日向くんの好きの順位、私は断トツ1位になれてるかな?


猫に勝ててたらいいな





















金「...おい...アイツら...路上でキスしたぞ」

月「やるな日向」

木「あのヘタレな日向はどこいったんだ?」

水「....(汗」

土「成長したな日向」

金「くぅ〜っ!羨ましい!」




小金井彼女募集中。


*end


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