頂き物《小説》
□年下の特権
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ギィーンゴーン。
日曜の昼時、錆びれたチャイムと共にそいつは来た。
「旦那、いい加減に直しやせん?鳴らす方もこの音聞く度に耳がいかれそうでさあ」
「・・・毎回毎回毎回チャイムを連打で鳴らされている方も耳いかれそうだよ」
「こうでもしないと、旦那が起きねえでしょう?」
「日曜ぐらい寝かせろよ!」
「・・・恋人が来たのに、んな邪険に扱わなくたっていいんじゃねぇですかい」
「・・・」
口を尖らせ、上目づかいで言われてしまえば、もう何も言えない。
そう、今自分の目の前にいるガキ・・・沖田総悟は今現在、恋人同士という関係である。
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