夢への道
□無頓着な君
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──自分を大切にして欲しい。
そう願うようになったのは何時からか……。
デートを中断し、自宅にソニックを連れ帰り、彼を休ませる。
薬を飲ませてスヤスヤと寝息をたてる彼は実に安らかで、無防備で、可愛らしい。
そっと、彼の額に口付けを施す。
くすぐったいのか、もぞもぞと動いた。
そんな姿も可愛らしい。
「デートはまた今度だな」
僕はGUNと連絡するために受話器を耳にあてた。
それから、ソニック。
狸寝入りが僕に通じると思っているのか?
end
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