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□隣のアイツ
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…また寝てるし。
俺の隣の席のアイツは数学の授業になると、いつも可愛い顔してぐっすり寝てる。
なんなのその顔わざとなの?
寝てるやつみてると眠くなるよな。
ちくしょー、馬鹿はいいな。羨ましいよ。
…寝てる人がそばにいたら眠くなんねえ?
今すっげえ眠いんだけど。
寝ちゃおうかな…
あ、でもモモカンに頭握られる…
ってオイオイ、先生めっちゃ佐々木のこと見てんぞ…
怒られんじゃねーのコイツ。
まあ俺には関係ねーや。
怒られても佐々木の自業自得!…なんだけど。
ちょっと、ほんのちょっとだけかわいそうだから起こしてやろうと思って声をかけたら佐々木はねむそうに目をあけた。
「先生にめっちゃ見られてたぞー」と教えてやったら、佐々木は「えっ?ほんと?」とか言いながら教科書をペラペラめくっていた。
そのあと笑顔で言われた「阿部くんありがとう!」の一言に
隣のアイツ
(恋に落ちた)
(…かもしれない)
今回はあべくんsideで書いてみました(´∀`)*
なんか微妙ですねごめんなさい
121116 end*
雫 shizuku