Calling
□7.GO FOR IT BABY
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それから数日後――――
『え、やっぱりココでやられてたの堀田軍団』
「そうッスね。フルボッコでしたよ」
『誰にやられたの?』
「流川楓。女子の間で話題のイケメンッスよ」
放課後。北校舎屋上。
瑠衣は沙奈と会っていた。
沙奈の入学以降、瑠衣と沙奈はこの北校舎屋上でたむろすることが多かった。
『そいつはヤンキーではないの?』
「あー…寝起きが無茶苦茶怖いって噂は聞いたけど………まぁ不良ではなさそうッスよ。流川はバスケ部だし」
バスケ部。
そうきいて瑠衣は心の奥がズキンと傷んだ感覚を覚えた。
そうか…………
もう、リョータの後輩が入ってくる頃なんだな。
「そんなバスケ部に、私の中学からの仲間もはいったんスけどね」
『え?バスケ部に………?』
「この前バスケ部のキャプテンと対決したんスよ。なんやかんやで入部して。いま地道にドリブルやってますよ」
そういえば………
ちょうどバイトがあって先に帰った日に、バスケ部の赤木が1年とバスケ対決をしたという話をクラスメイトから聞かされていた。
「そーだ!私の他の仲間達もたぶん見に行ってると思うし、瑠衣さんも見に行きませんか!?」
『…………え、バスケ部……を?』
「そうッス!さー行くッスよ!!!」
一瞬戸惑いを見せた瑠衣に気づくことなく、沙奈は瑠衣の腕をとり体育館へと向かっていった。
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