リクエスト

□喧嘩のあとは/限夢
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「限なんか
   大嫌い!!」

その言葉を聞いた限は一瞬眉をひそめたが私はかまわず限に怒りをぶつけた。


「もうどっか行ってよ!一緒にいたくない」


「そーかよ」


限は玄関のドアを開けると勢いよくバンッと閉めた。
その音は私の心にも響いた。


「なによ…限なんか…限なんか…限…」

名前を口にすると涙がポロリとこぼれた。
静かな部屋でひとり膝を抱えて考える。

なんでこうなっちゃったんだろ…


放課後、ふたりでハンバーガー食べて楽しく過ごしてた。
そこにクラスの女の子が通りかかって限の姿を発見して乱入してきて…
私の機嫌がだんだん悪くなって…


あれ?


限は悪くない?


やきもちやいてひとりイライラしてたの私だ。


どうしよう…
ひどいこと言って限怒らせちゃった。
私…きっと嫌われた


さっきまでの怒りが不安に変わっていく。


ガチャ…


膝を抱えて顔を伏せている私の頭にコンと冷たいものが当たった。


「まだ…怒ってんのか」


「限…?!」


顔を上げると私の好きなアイスクリームを手にした限が立っていた。
もしかして私のために買いに行ってくれてたの…?
胸が熱くなって私の目から大粒の涙がこぼれる。


「なに泣いてんだよ」


ばつが悪そうに横を向いた限に抱きついた。


「限!!ごめんなさい…私のこと嫌いにならないで」


「なるわけないだろ…だから…さっきのあれ取り消せよ」


「さっきの…あれ?あ、一緒にいたくないなんて言ってごめんね」


「それじゃなくて…」


「???」


限は赤い顔をして私の顔をチラッと見た

「だから…俺のこと大嫌いとか言うのやめろ」


「へ?私そんなこと言ったっけ」


「なっ…!お前俺がどれだけヘコんだと思って…」


「ご・め・ん」


ほほにキスをするとまだ不満そうに私を見る限に


「限、好き。大好きっ」


と言うとようやく満足してニヤリと笑った。
そのあと私は限の膝に乗って限にアイスクリームを食べさせてもらっちゃった。
喧嘩のあとは
あま〜い時間






【あとがき】

こ、こんな感じでいかがでしょう(^_^;)
相変わらずまとまりのない文章で申し訳ありません!

不器用な限は彼女の怒りをどう受け止めていいかわからず、とりあえず彼女の好物を買ってご機嫌を伺う…みたいな(笑)


こんなんで良かったらまたぜひご依頼下さいませ(o^∀^o)

ありがとうございましたっ\(^ー^)/
 

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