どりーむ
□ま、まさかのトリップ!!?
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「今日からお世話になる如月漣華です。よろしくお願いします。」
あの日、新羅さんに話をしたらあっさり信じてもらえたらしく、しばらくの間、新羅さんのマンションに住ませてもらいながら来良学園に通う事になったのだ。
先「じゃあ如月は紀田の隣の席な」
「あ、はい」
紀田くん…担任の先生が指差している方を見ると茶髪にピアスのちょっとチャラい感じの男の子が笑顔で手を振っていた。
彼の名前は紀田正臣、彼もデュラララに登場する人物。
「えっと…よろしくね、紀田くん」
正「そんな固くならなくで正臣でいいよ、正臣で」
「あ、うん。よろしく正臣」
先「じゃあ、授業を始めるぞ」
まだ教科書類が揃ってないあたしは、正臣に見せてもらいながらなんとか半日を過ごすことが出来た。
さて、問題のお昼
一人で食べるのは寂しい
かと言って、もう出来てるグループに入るのも苦手…
誰か誘ってくれないかな…
そんな時、頭上から神の声が
正「漣華一人?よかったら一緒に飯食わね?」
「正臣!!一緒に食べてもいいの!?」
正「おう、漣華に紹介したいやつもいるからな」
「紹介したい人?」
正「俺の最高の友人だよ」
正臣の最高の友人…きっと竜ヶ峰帝人くん、園原杏里ちゃんだろうな
そんな事を思いながら正臣の後をついて、屋上に行くとあたし達に向かって手を振る男の子と、その隣に座っている女の子がいた
正「帝人!杏里、おまたせ」
帝「紀田くん、後ろにいる人は…?」
正「あぁ、こいつは今日から俺らのクラスに転入してきた如月漣華」
「如月漣華です。よろしくお願いします。」
正臣が紹介してくれた後に頭を下げながら自己紹介をすると帝人くん、杏里ちゃんと順番に挨拶をしてくれた。
杏「え、じゃあ、漣華さんはセルティさん達と暮らしてるんですか?」
「うん、いろいろとあってね」
杏「今度…遊びに行ってもいいですか…?」
「うん!新羅さん達にはあたしから言っとくね!」
そんな話をした後に三人と携帯番号とメアドを新羅さんに買ってもらったタッチパネル式の携帯に登録した。
もともと携帯は持っていたけど、こっちの世界では使えないらしく、新羅さんに新しく買ってもらったのだ。
そのあと、午後の授業も終わり、帰りの準備をしていたら正臣に放課後空いてるかと聞かれた。
「放課後は特に用事はないけど…」
正「じゃあ、一緒にカラオケ行こうぜ?」
「カラオケ?行く!」
正臣の事だからナンパに行こうとか誘われるのかと思った。
まぁ、女子を誘ってナンパに行くやつなんているわけないっか(笑
「あ、新羅さんに一様メールしとこ」
――――――――――
20XX.09.23 15:48
To.岸谷新羅
Sub:無題
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正臣くん達とカラオケ
行ってから帰ります
(`・ω・´)
--END--
正「送ったか?
「うん、じゃあ行こっか♪」
正「おう」
あたしと正臣は先に行っている帝人くん達がいるカラオケ店に足早で向かった。
この時あたしはカラオケ店に向かう途中で運命的な出逢いがあるなんて思いもしなかった―――――。
To be continue
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