真偽
□6話
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某日:越前家
「もしもし?」
「もしもーし。昨日の放送見てたで?」
「お、ありがとう!それでね…。」
「ん?なんや?」
「できたらでいいんだけどさ、」
「俺にできることだったら何でもいい?」
「昨日の放送の時に描いた絵あったでしょ?」
「りんごさんと神の子の絵な。」
「そうそう。あの衣装って作れないかな?」
「!!」
「やっぱり無理…?」
「むしろ大歓迎や!!ホンマにつくってええんか?」
「作って欲しいな!」
「つくるで!!」
「どの位でできる?」
「二着だから…頑張れば一週間で出来るやろ?」
「ホント?あのね、ゆ…じゃなかった神の子とりんごに着せたいんだ!できるかな?」
「おー!3サイズ聞いといてくれるか?」
「大丈夫!もう聞いてあるから!」
「ほな、あとで衣装の絵とサイズ描いた紙送ってや。」
「了解!ありがとね!」
「いつもの御礼や。気にせんで?」
「ありがと!」
「ほな、また。」
「うん。またねー!」
知り合いのレイヤーさんに衣装の制作を頼む。
言わなくてもわかるかもしれないが、忍足侑士
通称:眼鏡である
「二人にメールしとこ。」
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to:幸ちゃん・周
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衣装制作頼めたよー!
それができたらまた
連絡するね!
そしたら3人で行こうね
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「よしっと…。」
1分もたたないうちに二人からメールが返ってくる。
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from:幸ちゃん
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ホント!?
やったーヾ(*´∀`*)ノ
女装ってしたことないん
だよね!
ちょっと楽しみかも!!
また遊びに行くね!
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from:周
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わぁ…。
本当にするんだねw
女装か…。
越前には内緒にしてよ?
ちょっと恥ずかしいけど
楽しみにしてる|ω・*)ノ
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「相変わらず周は恥ずかしがりだなwwwでも幸ちゃんがノリノリなことにビックリなんだけどw二人とも可愛いw」
「どうかしたの?」
「あ、リョーマおかえり。」
「あ、今日はうちにいるんだ。」
「居たらダメなの?」
「別にそんなこと言ってない。」
「冗談、我が弟は拗ねてるだけだもんねー」
「違う!」
「あらま。じゃあいない方がいい?」
「そんなこと言ってない!!」
「全く素直じゃないねー」
「うるさい…。」
「ツンデレー!」
「うるさい!」
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