ハロウィンイベ報酬

□鈴木
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ジャックは、細い肩を両手で固定する
ように掴んで、ベットへと押し倒した。



「は、なせ…!!」

「…壊すなよ、俺の物だ」

「どうだかなァ…久しぶりすぎて
加減できるかわかんねぇよ」

「ふん。だったら鈴木にやらせろ。
お前は動くな」

「っ…!何言って…?!」

「…まぁ、それも悪くねーな」

「鈴木。俺の半身をしっかりと
もてなせよ。お前の仕事だろう?」

「……っ!!」



三宮が何を言おうとしているのか察して
鈴木は顔を青ざめさせた。

ジャックは舌舐めずりしながら
鈴木の胸部をまさぐる。



「嫌、だ…!やめろ…、…!」

「はは。これくらいで取り乱すなど、お前らしくないな…鈴木」

「やだ…っ、おねが…っ」



三宮の言うとおり、
鈴木は平生とはかけ離れた情けない
声をあげ…目じりに涙を浮かべる。


かつてない程の動揺を見せる鈴木に
ジャックは感銘の声をあげた。


「ヒューゥ!イイねぇ…お前やっぱり
イイね。こりゃ愉しめそうだな」

「ん、んぅ…っ」



鈴木の泣き顔に興奮したらしい
ジャックは、勢いよくその唇にかぶりつく。

それから首筋…鎖骨…腰…全てに
舌を這わせていった。



「お前の義父ー鈴木徳蔵仕込みの
テクニックとやら、見せて貰おうじゃないか」

「−……ぅ…っ」

「何故泣いている?自分を虐待
していた男と未だに逢引するような
売女が…おかしな話だ」

「っ……何…」

「折角俺が直々に…あの男は徹底して
追い詰め苦しませろ、…そう命じて
やったというのに」

「くだらない感傷にいつまでも浸る
お前に出来る仕事などー
これぐらいしかないだろう?」

「……っ…」



三宮を見上げればー
焔のように燃える…けれど、感情の
ない瞳が揺らめく。

絶対に逃げられないと悟ってしまう。

鈴木は何か言いたげに唇を噛んだが、
言葉を発する事はなく、諦めたように
体の力を抜いた。



「は…はは。あんたみたいな屑に
そこまで言われたら、…いっそ
光栄ですね」

「減らず口を聞いてる暇があるなら、
お前は自分の仕事をしろ」

「ハイハイ。そうさせて頂きますよ」



今度は鈴木から…ジャックの上体に
手を這わして…ゆっくりと体を動かす…



「…へえ…見かけによらねーなァ
お前…手慣れてんのかよ」

「くっ…ン……、
…ムードのない事、言わないで…
頂けます、か」

「っ…ふ、ははは…やべぇ…
お前、あー…、すげぇよ」

「はっ…あんた、
ボキャブラリー貧困…っ
…ィ……ぅ…」



鈴木は平静を装いながらも、
苦しげに息を吐いて、仕事に耐える。

が、そのうち、我慢しきれなくなった
ジャックが鈴木を掴んで
性急な動きを強要した。



「!!っ…や、め…!」

「いいだろ?コイツなら大丈夫そーじゃねぇか」

「っひ、く……っ、くる、し…っ」

「ふ……」



悲しいのか、それとも悦んでいるのか
解らない表情の鈴木。

その口の端からよだれが垂れて伝い、
三宮は満足げに眉を動かした。


「鈴木、イイ子だ…」

「ん…ふぁ……」


三宮は鈴木の顎を掴み
自分の方へ向かせ、唇に褒美を与える。

くちゅり、と動く三宮の舌が
鈴木の思考をドロドロに溶かしていき、
体は直ぐに終りを迎えそうな程悦び始めた。

鈴木は自らに絶望しながら、
それでも必死に主人の命令を
遂行していくのだったー
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