ハロウィンイベ報酬

□十条
1ページ/1ページ

「う……っあ……」

「十条、落とすなよ」

「ふざ…け……」



訳の解らない赤ずきんの格好をさせられ…あらゆる場所を
いじめられ、焦らされた。

その上、玩具でがんじがらめに
なっている十条のカラダ。
限界も遠くなかった。



「ちゃんとオツカイ出来たらとってやるよ。」

「……っん…」

「知っているだろう?この話のあらすじ。おばあさんにお見舞いの品を届ける…ってな」

「……何の話……」

「この道を直進すればすぐにたどり着ける」

「そこで待っててやる」

「……この道…?
なっ………!!?」



突然…先ほどまでとは全く異なる
風景が広がっていた。

十条はー鬱蒼とした森の中にいた。

これも…三宮の魔力だとでも言うのだろうか?



「途中で放棄すれば永遠に戻れないぞ。くくく」

「……!」

「イイ子にオツカイが出来たら可愛がってやる」



三宮は言いながら
スゥっと空気に解けていった。
益々化け物じみていく三宮にため息をつきながらも、

十条は自分の中にくすぶり始めていた熱を無視できない。



(とにかく…この道ををまっすぐ行きゃ…いいんだろ…)



三宮に言われた通り、十条
は一本道を歩き始める。

けれどー



「っうぁあ……っ…!」



突然激しく揺さぶられるカラダ。



「が、ぁあ……っ、あ…あああ…」



落とすなよ、という三宮の言葉が頭をよぎる。

十条はその場にへたりこんで
耐える事にした。



「はぁ……っあ…はぁ…」



激しすぎるその玩具を落とすまいとするほど、余計に熱は高ぶってしまう。

高ぶれば、全身は朦朧としていき、とても押しとどめる事が出来そうになかった。



「く…ん……」



それでもなんとかたどり着かなければ…
タチの悪すぎる遊びからは逃れられる事は出来ない。

十条は恐る恐る立ち上がった。

がーその時……



「………っ…………!!!」



他の玩具も一斉に動き始めてしまう。

ソコから意識を外そうと努めていた十条だったが、無理やり引き戻され、溺れていく。



「あ、っあああァ…っ」



遂に…ボトリ。と玩具を…
道端に落としてしまった。



「…ぅ……っ…!」



気持ちが悪い、生々しい感触に
脳が擦り切れるような気がした。

はぁはぁと息を荒くしながらその絶望を眺める。

ーその時…



「く、……はははは!ダ
メな赤ずきんちゃん、だな」

「な…?」



見知らぬ男の声が頭上から響いた。



「ジャック…先走るなよ。楽しみはとっておけ」

「つってもなァ、お前も辛いだろう?愉しませてやるよ」

「ん……っ……!」



ジャックは十条の唇に噛みついた。



「…っ…ぐ…ふぁ」



くちゅくちゅ…という卑猥な音が響く。




「は、な…せ……っ!」

「離せだぁ?」

「口ン中可弄られただけですんげぇ反応してるぜ」

「いっ……!」



ぎゅう、とジャックが根元から握った。痛みに十条が呻く。

けれど同時に唇への愛撫が再開されー更に…



「んぅーーっ……!!」

「中も動いているな。そんなに欲しいか?」

「うっ…ふぅ……ん…やっ…痛……ッ」



全てが熱に溶かされてしまう。

「ならばーまた新しい玩具を与えてやろう」

「い、いらな……っ……」

「今度こそ、最後まで落とすなよ」

「無理…っ……、無理、だから…っ」



十条の言葉は無論聞き入れられずー



「うっァアア…っ!」



あてがわれた玩具は最初から激しく動いてー

十条は目を見開き、全身でそれを受け止めるが…



「あっ…はぁ
……っぁ…っ…」

「くくく。十条…お前、…だらしない奴だな」

「ち……っ!ちが…っ…」


十条のカラダが終わりの証を垂れ流しーつたっていく。



「おいおい、一人でそんなに突っ走ンなよ。モタねえだろ?」

「あーーっ……、もう……ら、な…で……っ」

「残念。俺はまだまだ満足してねェんだよ。これからだろ」



ジャックが口の端をニヤリと歪ませる。

オツカイ、はまたまだ終わりそうになかったー









不自然な位置の句読点はそのままにしてあります。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ