めも


使う日は来るのだろうか
◆庶民系庶民女子〜嫌われの日々〜 tnpr嫌われ 





「貴方、邪魔なのよ…!
跡部様に気に入られたからって…マネージャーになって…!二年生の癖に!!
これ以上殴られたく無いでしょう?
あぁ、それに貴方、庶民、じゃなかったかしら?貴方のお父様も大変ねぇ…こんな学校にまで通わせている娘が、こんなに性悪な奴に育っているんだから…!」

くすくす、と耳障りな音を立てながら彼女は笑った。周りの取り巻きも一緒になって、くすくす、くすくす。
何がそんなにおかしいのだろうか。
ざぁざぁとひどい雨音の中でも、その笑い声はいやに響く。私の心のどこかを逆なでするその笑い声の主は、より一層バカにした様に笑い続ける。
雨粒が全身を濡らし、髪を伝って地面へと落ちた。

ここで私の心情を十文字以内に述べてみよう。

(何言ってんだコイツ)、である。

2013/06/26(Wed) 18:46 

◆無自覚系毒舌人間(悪気はない) tnpr嫌われ 





「え?…あぁ!そういや君みたいな子いたねぇ!!ははっ、ごめん、すっかり忘れてた。だってほら、君確か、私にいつも仕事任せてテニスコートで奇声?みたいのあげてたからさ、そりゃ顔も忘れるわ!ごめんごめん、これからはキチンと仕事して欲しいかな、名前覚えてもらいたいならね。まぁ、別にいいよ?奇声上げてても。私だけで十分だからさ!…え、それ私が作ったドリンクじゃん、何被ろうとしてんのふざけんな。だったら私が被るわ!作った私がな!せい!」

バシャア、と音を立てて自ら作ったドリンクを被る。入れたてのドリンクは大分冷たくて少し鳥肌が立ったけれど、肌を滑る水滴はすぐに床へと滴り落ちた。
何もしない子にドリンク無駄にされるぐらいなら、自分で無駄にしたい。
だって作ったの私だし。

「あんた、何やってんのよ!これじゃあ、私がいじめてるみたいじゃない!あんたのせいで、私の計画が台無しだわ!あんたがいるせいで跡部様にも、忍足くんにも向日くんにも!!

2013/06/26(Wed) 18:45 

◆のびハザG2セワシとの出会い(?) 


オリキャラがでてくる


「こんにちは!今日から君の世話をする○○です!よろしくお願いします!!」
「…………検体番号NS-001、セワシ」
「……………………えっ」
「何だ」
「え、君、セワシって名前なの?」
「だったら何だ」
「oh…、ドラえもんみたい……」
「…は?」
「でも眉なしセワシ…?まさか、のびハザ………だと…………?いやでも、セワシが出てくるのは本家じゃなかったはず……(ブツブツ)」
「なんなんだ、こいつ」
「…少し変なところがあるだけよ」
「………こんな奴で、本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫よ、安心しなさい。今は不安かもしれないけれど、いい子だから。少なくとも、この島にいる腐った研究員に相手をされるよりはましでしょう?」
「それは、そうだが…」
「それに、今更替えて欲しいなんて、貴方が言ったら…多分処分ね、確実に。」
「……諦めろと」
「そういう事。心配しなくていいわ、あの子は見た目以上に純粋で可愛いわよ?」
「興味はねぇな」
「…でしょうね」
「なんの話してるの?…ですか?」
「○○、敬語は必ず使うようにね」
「……努力は、します……敬語は苦手なんだよー…です。」
「こら。ここでは上司なのよ?」
「でもさー…」
「頑張りなさい。怒られたくは無いでしょう?ほら、セワシ君連れて、早く来なさい」
「はーい…。セワシ君、行こ!じゃなくて、行きましょう!」
「…」
「き、嫌われちゃったのかな!」
「あらあら○○ったら…そんなに気になるの?ふふふ、可愛いわね」
「ちょ、そういう意味じゃなくて!…どう接したらいいか、分からないって言うか…」
「あの子は難しい子に見えて、単純だから大丈夫。」
「単純そうに見えないよ!み、眉間にシワがよってるもん…」
「お前に気を許す気は、ねェぞ」
「ほら!!!絶対嫌われてるってこの子に!!!」
「……セワシ君」
「ふん、さっさと行くぞ」
「…素直じゃないわね」
「うるせェ」
「(…嫌われた)」

2013/06/26(Wed) 18:38 

◆krk嫌われ。 





「…おい、こいつ、動かないぜ。」

「な、……、
…は、はは、ざまぁみろ!
沙耶香が受けた傷の方が、お前なんかよりもっと、痛かったんだからな」

いやいやまてこら、絶対に私の方がいたいって。

そう言おうとしたけれども、私の喉からは苦しげな呻き声しか出なかった。
頬には痛みからか、いつの間にか涙が流れている。

ちくしょう、こいつら女子相手にやってくれるな。私じゃなかったら、絶対に泣くどころじゃすまないよ、これ。

「こいつも、もう懲りたろ」
「流石に今度からは、コレだけじゃあすまないから」

覚悟しとけよ。
そう重く告げられても、私は只呆れる事しか出来なかった。
彼等の行動にじゃない。いや、彼らが私を怒りのままに殴った事については、とても怒ってはいるが。

私が呆れているのは、沙耶香が私にした仕打ちにだ。

本当に私の事を嫌って欲しいキセキの彼等には中途半端な嫌われ方をされ、(きっと)どうでもいいであろう平部員の皆に沙耶香は守られている。
さぞかし悔しいだろうね、ざまぁみろ!


私が思考を沙耶香に対する悪口(ざまぁwww的な)で染め上げている間に、私に暴力を振るった彼等は口々に悪態をつきながら帰って行った。

彼等の足音が遠くに行ったのを確認し、私はぎしりと軋む体に鞭打って、うつ伏せだった体を仰向けにした。
背中に芝生があたるちくちくとした感触。

「……いたい」

身体中がいたい。つか動けない。

しかたなしに、ぼーっと空を見つめると、目に入る中庭の校舎の壁で切り取られた四角い空は苛立つぐらいに青く染まっていて、今日の日がいかに天気が良いかを物語っている。今の私とは正反対だ。
昼休み終了のチャイムが聞こえた。

ふぅ、とため息をついて、まだ頬に残っていた涙を拭った。





「…何やってんの」


続かない

2013/06/26(Wed) 18:37 

◆オリバンダーさんのくだり。チート。 






「まさか、この杖に合う人が…?
…瑠璃色紫陽花の茎の一部、千本桜の花弁、不死紅葉の葉一部、桜火龍の逆鱗、紅玉、背骨を用いた一品。25cm。持ちやすく、ムラはあるが、万能。攻撃、防御、治癒、どれもこなす古の杖。」

説明、なげーわー。まじオリバンダーさん乙っすわぁー。

と考えながら、わたしは杖を受け取った。
差し出された杖は、色はピンクのようにも、青にも見えて、素直に綺麗だと思った。なんか凄そう。わくわく。

その色合いと雰囲気は、どことなく故郷ーーといっても日本だけどーーを感じさせた。帰りたいなぁ。

まぁ材料名が全部日本っぽいし、まさかのメイドインジャパン?
私の出身地なパターンなの?日本人しか使えないぜいやっふー☆な展開なの??

杖腕とやらで受け取ってまじまじと見てみる。…さて。

「…さぁ、振ってみなさい」

オリバンダーさんの目が期待に満ちている。
頼む、これ以上店を壊したらオリバンダーさんが可哀想だから!

どきどきしながら、おらぁ!と杖を振ってみると、あら不思議。

「おお!…これはなんと!
素晴らしい!」

全壊に近かったお店が、一瞬で元通りになった。
それだけではなく、店いっぱいに、紫陽花の葉と、桜の花びらと紅葉の葉が散り、日本独特の線香の香りが漂った。何故に線香。いや綺麗だし懐かしいし、大好きだけども。
散 り す ぎ !葉っぱと花びらだらけだよ!せっかくお店治ったのに!こら!!片付けるの大変でしょ!

てか線香くん。きみ、縁起的には悪いんじゃないか?

オリバンダーさんは、自分の店の中に舞い散る桜達を目を輝きながら見つめると、「…杖が…貴方を選んだ…」と言った。

選んだって、この古そうな(ていうか、絶対古い)杖が私を?いかにも最強そうな杖を一通り見て思った。

トリップ特典ならぬ、転生特典みたいな物かな?
多分、神様がつけてくれたんだと思う…多分だけど。

「素晴らしい!この杖が、人を選んだ!今日は全く素晴らしい日だ!」

きらきらと目を輝かせ、心なしか飛び跳ねて見えそうなほどハイテンションなオリバンダーさん。可愛いなおい!

2013/06/26(Wed) 18:35 

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