BLECH〜最弱から最強へ〜ブリーチ長編

□生存競争に卑怯は無い
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ちょっと待て!空座町って言ったら、ブリーチの舞台じゃねぇか!しかも、死亡フラグなんて言ったら、大きいものは藍染・破面、小さいものは同属の虚…テンコ盛りじゃねぇか!特に、今のままじゃ藍染や破面の霊圧で押しつぶされて死ぬぞ!
今、自分がどれ程危険な場所に居るか理解すると、義人は頭を抱えたくなった。
「ともかく…落ち着け…落ち着くんだ…弱かったらなんとか強くなれば良い…問題は時間だ…時期によっては此処から逃げれば良いだけなんだからな」
なんとか落ち着き、今の時系列を確認しようとすれば、巨大な虚が歩いて近付いてきた。
やべっ!!見つかったら殺される!
相手は自分が居る事に気付いておらず、自分も物影に隠れると、その虚がクロサキ医院の前で止まると壁を叩き壊し、中に居る人間を襲い始めた。
んっ…あれは…
中の人間のうちの一人、小学校低学年位の黄色っぽい髪の女の子を持ち上げるその光景を見て、義人は安堵の息を漏らした。
ほっ…これは初回じゃねぇか…って、事はまだ時間があるが…初期は初期で死亡フラグが大量なんだよな………下手したら、石田によって消滅、大虚の餌、見つかって魂葬………どっちにしろ、死亡フラグが満載じゃねぇか!こんちくしょーーー!!
義人が心中で絶叫している最中に、話は進み、オレンジ色の髪の少年が黒い着物を着た少女の持つ日本刀に胸を刺されていた。
…確かに死亡フラグが大量だが…確か、こいつの回りは…
ズゥン!!
クロサキ医院を襲った虚の腕が、義人が隠れている所に落ちれば、オレンジ色の髪の少年は黒い着物を着て、巨大な刀を肩に担いでいた。
戦った虚の斬りおとされた手足が近くに転がるんだ!…下手に人間や幽霊を襲って返り討ちにあうより、こっちの方が強くなれる確率が遥かに高い!
一護達は目の前の虚に気を取られて、自分の存在に気付いていないのを良い事に、義人は斬りおとされた虚の腕に噛り付いた。
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