BLECH〜最弱から最強へ〜ブリーチ長編

□転生?したのに…
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〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪
「やっぱり、man with a ○issionは最高だな」
それに、この時間だと車が居ないし、誰も通っていないから静かで落ち着く
午前2時、誰も出歩くモノが無く静かな町外れの道路に銀色のフェアレディZがノリが良いロックを響かせて走っていた。
「さって…気も晴れた事だし、帰るか」
そう呟き、ミッションを操作して速度を上げれば、目の前に真っ白いボールが現れ
「!?」
おい!こんな時間にこんな場所で何で!?
ボールを追っかけて、小さな男の子が車道に飛び出してくるのを見れば、彼…結城義人はハンドルを大きくきり…
ズドン!!ゴキッ!!
電柱に勢い良く追突し、あたりに轟音を響かせ、ハンドルに激しく頭を打ちつけると同時に、脳に自分の骨が折れる音が直接響いた。
がっ………ヤバイ…死ぬ…
朦朧とする意識の中、動かせない身体が向いている方向に先程の子供がボールを持って近付いてきた。
「あっ…た…助け…」

『お兄さんみたいな人だったら…僕は…





死なずにすんだのに…』

そう言う子供の顔はぐちゃぐちゃで、目があるべき所は腫れて目が塞がっており、頬は穴が開いて砕けた歯が見え、顔中の皮膚が剥けていた。
…あぁ…きっと、このガキは車に轢かれてしんだんだ…
子供のその姿を見て、義人は涙を流した。
「…ま…い………かっ………と…か…」
『……………』
こんなガキが轢かれて、化けて出るなんて…相当恨んだんだろうな…相当、憎かったんだろうな………当然だな…だがな…
「……で……ごに…て……」
『…自分を殺した相手によく言えるよね…そんな事………』
そりゃそうだろう…俺はしがない独り身で恋人も居ない…それに帰っても漫画を読むかアニメを見るかのどっちしかないからな…
『…寂しくないの?そんな人生?』
五月蝿い!俺だって好きでこんな人生を歩んでない!本当だったら、ブリーチのハリベルみたいな美人と付き合ってリア充生活を謳歌したかったわ!
瞑れた車の中で義人の司会が段々と暗くなり、終には少年以外の景色が見えなくなってきた。
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